福島県、阿武隈川、久慈川の2水系と阿賀野川水系の一部で釣りの自粛要請
福島、4月以降の釣り自粛要請 淡水魚の一部
福島県は15日、県内の河川の魚から4月以降の新基準値(1キログラム当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したとして、阿武隈川、久慈川の2水系と阿賀野川水系の一部で釣りを自粛するよう地元漁協を通じて要請した。
対象は阿武隈川水系がイワナ、久慈川水系がヤマメとウグイ、阿賀野川水系がコイとフナ。ヤマメとイワナは県全域で3月31日まで禁漁期間中。
県が3月に入り検査した結果、これら5種類の8検体で、1キログラム当たり108~360ベクレルを検出した。
2012/03/15 21:17 【共同通信】
ヤマメ解禁前調査で規制値超のセシウム
福島県は14日、阿武隈川水系の産ヶ沢川(桑折町)と大石川(伊達市)で採取したヤマメから、国の暫定規制値(1キロ・グラム当たり500ベクレル)を超える760~1130ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。
国は昨年6月に同水系でのヤマメの出荷と採取の制限を指示しており、市場に流通していない。またヤマメは現在禁漁中で、県は4月の解禁を前に調査していた。
4月から食品の新規制値(同100ベクレル)が適用されるが、改めて県内の河川・湖沼で調査し、漁解禁の可否を判断する方針。
(2012年3月15日 読売新聞)