2011.7.19 02:44
永平寺町の九頭竜川で17日までに、数千匹のアユの死骸(しがい)が見つかった。アユは干上がった川に取り残された状態で、地元漁協が詳しい状況を調べている。
九頭竜川中部漁業協同組合によると、16日午前、河口から30キロほど上流で、監視員や釣り人が大量のアユの死骸を発見。川のふちにできた複数の水たまりの中で死んでおり、岩本日出男組合長は「鳥に食べられたアユも含めると、5千から1万匹くらいが死んだのではないか」と話している。
同組合によると、16日の水位は通常より50センチほど下がっていた。水位低下で行き場を失ったアユが川のふちに集まり、酸欠で死んだとみられる。同組合は死骸を県の施設に持ち込み、原因などを詳しく調べるという。
2011年6月15日 13:42
川で大量のアユが死ぬ 石川・金沢市
アユ釣りの解禁が16日に迫った石川・金沢市の浅野川で14日、大量のアユが死んでいるのが見つかり、石川県などが15日朝から死骸の回収作業を進めている。
14日夕方、金沢市内を流れる浅野川の約5キロの区間で、大量のアユが死んでいるのが見つかった。この事態を受け、県と金沢漁業協同組合は、15日朝から死骸の回収に当たっている。これまでに約1万匹が回収されているが、県などは、少なくとも約3万匹が死んでいるのではないかとみている。30年以上、川で友禅流しをしている職人は、これだけ大量の魚が死ぬのは聞いたことがない、と話している。
現在のところ、有毒な物質などは検出されておらず、県などは今後、水質の分析や死んだアユを調べることにしている。