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2011/06/11

宮城県の汚泥から放射性物資を検出。千葉県は二度目。 長野では汚泥を乾燥させた炭化製品から検出

2回目もセシウム検出 千葉県水道局の浄水汚泥
2011年06月10日14時48分
 千葉県水道局は9日、ちば野菊の里浄水場(松戸市)など県内5浄水場で今月1日に採取した汚泥から最大で1キログラム当たり5210ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。5月中旬に続き2回目の検出。汚泥に関する国の基準は示されていないが、引き続きリサイクル業者などへの搬出を中止する方針。

 水道水からは4月16日以降、放射性物質は検出されておらず、同局は「安心して飲用できる」としている。





5浄水場で泥から放射性物質 宮城県
 宮城県は10日、県営広域水道、工業用水道の浄水場5カ所で出た泥から、放射性物質が検出されたと発表した。地表や河川に落ちた放射性物質がダムに入り、浄水場内の処理過程で濃縮されたとみられる。

 広域水道の南部山(白石市)、麓山(加美町)、中峰(大和町)の3浄水場、工業用水道の大梶(仙台市宮城野区)、衡東(大衡村)の両浄水場で、5月30日から6月8日にかけて10検体の泥を採取し、調べた。セシウム137は南部山の1キログラム当たり1万7138ベクレルが最高。セシウム134も南部山の1万4838ベクレルが最高値だった。放射性ヨウ素は南部山の1検体のみで460ベクレルが検出された。

 他の4カ所では、33~1583ベクレルのセシウムが検出された。泥は5月15日から搬出を止め、浄水場内の建物内に保管されている。処分方法などを国と協議している。
 浄水場から出た泥の放射性物質の基準値は定められていないが、国は福島県内の下水処理で出た汚泥について、10万ベクレルを超えた場合、焼却などで容積を減らし密封して保管するよう求めている。

 広域水道の3浄水場で実施した水道水の放射性物質測定ではヨウ素、セシウムとも検出されず、7週連続で不検出だった。工業用水道では、仙台北部工業用水道の麓山浄水場(加美町)の水からセシウム137が0.4ベクレル検出された。


2011年06月11日土曜日







東日本大震災:炭化製品からセシウム検出--東御の下水汚泥 /長野
 東御市の川西保健衛生組合は10日、下水道終末処理で脱水汚泥を乾燥させた炭化製品から各1キログラム当たり放射性物質のセシウム134を540ベクレル、セシウム137を683ベクレル検出したと発表した。5月26日に検体を採取し、茨城県の検査機関で測定した。炭化製品は土壌改良材として販売している。