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2011/05/07

川勝平太静岡県知事:「これは大英断。高い敬意を表したい」  御前崎市・石原茂雄市長「昨日の話と違う」  

【原発】原発停止要請に静岡県知事「大英断だ」(05/07 01:09)





 浜岡原発がある地元・静岡県の反応です。

 川勝平太静岡県知事:「これは大英断。高い敬意を表したい」「(県として)安全な代替エネルギーを加速度的に開発を進めていきたい」
 経済的にも財政的にも原発に依存し、「原発城下町」と言われる御前崎市の市民は複雑です。
 御前崎市民:「どちらとも言えない。止めてもらったほうが確かに安全かもしれないが、(経済的に)頼っている部分もある」
 原発で働く市民:「(止めることは)反対ですね。僕ら、止まれば仕事なくなる。止まったらまずい」





浜岡原発停止要請、御前崎市長が疑問呈す
2011年5月7日 7:04
 菅首相が静岡・御前崎市の浜岡原子力発電所で稼働中の原子炉の運転を当面停止するよう「中部電力」に要請したことを明らかにしたことについて、御前崎市・石原茂雄市長は6日夜、停止要請に疑問を呈した。

 中部電力の浜岡原子力総合事務所・水谷良亮所長は6日午後8時前、石原市長の自宅を訪れ、要請文を受け取ったことを説明した。停止要請を受け、石原市長は「日本は地震大国。だったら全部の原子力発電所を止めるしかない」などと疑問を呈した。

 また、静岡・川勝平太県知事は6日午後8時半頃、休暇中の長野・軽井沢町で取材に応え、「『危機管理』こそ、経済的な論理以上に重要。安全・安心なくして日本の発展はあり得ないというメッセージを出した、菅首相と海江田経産相の決断を高く評価する」と述べた。









御前崎市長“突然で驚き”5月6日 21時16分
菅総理大臣が中部電力の浜岡原子力発電所の運転停止を要請したことについて浜岡原子力発電所がある静岡県御前崎市の石原茂雄市長は「突然のことで驚いている。中部電力や政府から、詳しく話を聞かないと何ともコメントしようがない。きのう視察に訪れた海江田経済産業大臣は地元の意見を聞いて3号機の運転再開や津波対策が妥当か検討すると言っていたのに急な結論で驚いている。40年余り国の政策に協力してきたのに何のためだったのか、という感じだ」と困惑した様子で話しました。



「寝耳に水」地元・御前崎市の担当者、驚き隠せず2011.5.6 20:10
 菅直人首相が6日夕、中部電力浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)をめぐって運転中も含めて原子炉の全面的停止を中部電に要請する方針を明らかにしたことで、御前崎市の原子力対策室の担当者は「首相会見を聞いて市役所に飛んできた。寝耳に水だ。事前に(地元には)連絡はまったくなかった」と、首相の対応に驚きを隠せない様子だった。

 一方、地元関係者の中には「(菅首相には)展望がないのではないか。浜岡を止めたらほかの原発関係者が納得するわけがない」との声も出ている。









2009年5月、自由民主党と民主党に所属する静岡県議会議員、日本労働組合総連合会静岡県連合会、民主党代表代行小沢一郎らから、同年7月の静岡県知事選挙への出馬要請を受け、自由民主党・民主党の相乗り候補者として名前が挙がった。
静岡県知事選挙への立候補が取り沙汰されると、川勝は「私の身は理事長(石川嘉延知事)に預けてある。理事長が『やれ』と言うならノーとは言わないが、99.99%ないと思う」として立候補を否定していた。超党派の議員らから立候補を要請されても、川勝は「身を理事長(石川嘉延知事)に預けている」 との理由から、これを固辞していた。また、自由民主党の静岡県議会議員らは、当初は川勝の擁立を目指したものの、最終的には離脱した。

その後、出馬・不出馬に関する発言を二転三転しつつも、最終的に民主党、社会民主党、国民新党の推薦で同選挙への立候補を表明した。なお、立候補表明直前に学校法人理事会に対し辞表を提出し、受理された。

選挙戦は自由民主党と公明党が推薦した坂本由紀子との激しい戦いとなった。民主党は、海野徹と川勝の候補一本化を目指したものの不調に終わり、分裂選挙となった。鳩山由紀夫、岡田克也、菅直人など民主党幹部も連日応援に駆けつけた結果、当選を果たした。