2011年1月13日 02:18
福岡、山口両県警は12日、北九州市門司区に出店準備を進めていたパチンコ会社(大阪市)からみかじめ料を脅し取ろうとしたとして恐喝未遂の疑いで、指定暴力団工藤会最高幹部の1人で同会事務局長の北九州市小倉北区常盤町、同会系組長田中十四春(としはる)容疑者(61)=詐欺罪で一審有罪、控訴中=を逮捕した。田中容疑者は「全く関係ない」と否認しているという。
逮捕容疑は、配下の組幹部ら4人と共謀し、2007年9月から約2年間、大阪市内のパチンコ会社に数回にわたって押しかけるなどし、「(門司区の)土地には工藤会が絡んでいる。パチンコ台1台当たり10万円出すよう言っている」などと告げ、みかじめ料を脅し取ろうとした疑い。門司区の店にはパチンコ台約700台があり、県警は田中容疑者らが数千万円を要求したとみている。
これまで、このパチンコ会社の系列店に対する非現住建造物等放火未遂や建造物損壊事件で配下の組幹部ら数人が逮捕、起訴されており、県警は組長の田中容疑者が、今回の事件の主導的な立場にあったとみている。
=2011/01/13付 西日本新聞朝刊=
工藤会幹部を恐喝未遂容疑で逮捕 福岡、山口両県警
パチンコ店出店をめぐり約7千万円のあいさつ料を要求したとして、指定暴力団工藤会系組幹部らが昨年9月に恐喝未遂容疑で逮捕された事件で、福岡、山口両県警は12日、同容疑で新たに工藤会最高幹部の一人、田中十四春容疑者(61)を逮捕した。福岡県警によると「まったく関係ない」と容疑を否認している。
逮捕容疑は、組幹部ら4人と共謀の上、2007年9月から09年9月にかけて数回にわたり、北九州市門司区で新規出店の準備を進めていたパチンコ店運営会社の社長に「パチンコ台1台につき10万円出すよう工藤会が言っている」などと現金を要求した疑い。
会社側は支払いを拒否。系列店でガラスが割られるなどの事件があり、田中容疑者の傘下の組員が逮捕されている。
2011/01/12 19:27 【共同通信】
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