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2011/01/05

橋下徹・大阪府知事、「 議会と行政が二元代表だからチェックアンドバランスが利くというわけではない。」

(4日)「大阪市役所こそ独裁。都構想は権力分散だ」
2011.1.5 09:13
 4日の定例会見での橋下徹・大阪府知事の主な発言は次の通り。


 【質疑】

 --槙尾川ダムについて、地元との意見交換は

 日程調整中。住民のみなさんの感情に配慮しながら調整していきたい。


 --意見交換をしてから最終判断か

 そうです。


 --知事や名古屋市の河村たかし市長の取り組みが注目される一方、独裁になるのではとの指摘もある。都構想でリーダーを1人にするのもそうでは

 独裁にはまったくならないし、なりようがない。僕がやっているのは国の制度、民主主義のなかで自分の意思を実現するにはどうしたらいいかということ。少数意見が必要なときは聞くが、これ以上話しても進まないとなれば突破する。

 都構想は広域行政にかかわるリーダーを1人にする。住民サービスは基礎自治体の長がやるから、都のリーダーが何でもやるわけではない。今の大阪市役所体制こそ独裁。都構想は権力分散させる流れになる。


 --知事が地域政党の代表を務め、議会で過半数獲得を目指す状況では、行政を議会がチェックするという二元代表制の機能が変質するとの指摘もあるが

 議会と行政が二元代表だからチェックアンドバランスが利くというわけではない。議会にチェックできるだけの資質があるかどうかだ。与党も何でもリーダーに従う必要はない。与野党相乗りならチェックアンドバランスは成り立たない。


 --都市経営の考え方は

 自分たちで金を稼ぐということ。地交税、地財制度が日本の活力を奪っている。都市を活性化させるには財政確保の責任を都市に負わせないと。国のいまのやり方は世界の潮流から外れている。