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2011/01/07

東京・足立区のビル、オウム真理教主流派「アレフ」の拠点施設となる可能性が高い

足立区のビル 拠点化の可能性
1月7日 5時12分
 オウム真理教から名前を変えた教団「アレフ」の関連会社が去年3月に購入した東京・足立区のビルは、別のアレフの施設から信者が移り住んで、ことし中には教団の拠点施設となる可能性が高いことが分かり、警視庁などは警戒を強めています。


 オウム真理教から名前を変えた教団「アレフ」は、幹部が社長を務める不動産会社が去年3月に足立区入谷に購入した4階建てのビルの改修工事を進めていて、先月には、このビルに生活用品などが運び込まれたことが分かっています。
警視庁などによりますと、アレフが現在、拠点としている東京・世田谷区の施設は、ことし6月末で貸借契約が切れるうえ、アレフ側が契約を更新しない方針であることが新たに分かりました。このため、警視庁や公安調査庁は、世田谷区の施設に住む信者らの一部が足立区のビルに入居するものとみています。

また、足立区のビルには、ほかの施設からも信者が移り住む動きがあり、ことし中には、このビルがアレフで最大の拠点施設となる可能性が高いということです。警視庁などは、施設の移転を機に信者の動向が見えにくくなるおそれがあるとして、警戒を強めています。