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2010/12/15

元暴走族リーダー側 「被害届は海老蔵側の対応次第」

(2010年12月15日06時00分 スポーツ報知)
元リーダー側弁護士、反撃会見までは被害届を出さない

 顔などを殴られ、重傷を負った歌舞伎俳優の市川海老蔵(33)と一緒にいた元暴走族の男性リーダー(29)の代理人を務める藤本勝也弁護士(65)が14日、反撃会見までは被害届を出さない意向を示した。

 藤本弁護士は「時間がない」とし、16日夕方に予定している反撃会見までは被害届を提出しないことを示唆し、「(海老蔵側の)対応次第です。いい方向に向いてくれればいい。決着がつかないなら法廷ということになる」と付け加えた。海老蔵側が訂正や謝罪するなら、被害届の提出を取りやめ、和解や示談に向かう可能性もありそうだ。

 藤本弁護士によると、13日に2時間会談した元リーダーは海老蔵会見について「『残念だ』と言っていた。最初から最後まででしょう」といい、事実と異なると主張しているという。





元暴走族リーダー側、海老蔵に“最後通告”
 歌舞伎俳優、市川海老蔵(33)が殴られ、重傷を負った事件で、トラブルの相手側の元暴走族リーダーの代理人を務める藤本勝也弁護士が16日午後5時から都内で記者会見することが14日、明らかになった。元リーダーは「海老蔵から先に殴られ、全治4週間のケガを負った」として主張。藤本弁護士は、海老蔵を“加害者”とする被害届の提出について「会見後の海老蔵サイドの出方次第」と語り、16日の会見を“最後通告”として、海老蔵に再謝罪会見などを求める方針を示した。

  ◇  ◇

 東京・渋谷区内の事務所前で取材に応じた藤本弁護士によると、16日の会見には、藤本氏と同じ事務所所属の弁護士2人が出席する。海老蔵と元リーダーとのトラブルの際、同席していた男性2人や、店内にいた客の証言などを基に、当日の双方の行動を明らかにするという。海老蔵は7日の会見で「自分は手を出してない。一方的に殴られた。完全な被害者」と主張したが、全面的に反論する構えだ。

 元リーダー側は海老蔵を“加害者”とする被害届を会見の前に提出することを検討していたが、「被害届は海老蔵側の対応次第としたい。(会見まで)時間がない」と態度を軟化。海老蔵の主張に対する反論会見に海老蔵側がどう反応するかを見た上で、提出するか再検討するという。

 その後の具体的な“対応”について、藤本弁護士は「(海老蔵の)再謝罪会見?いいですね」と述べ、7日の会見内容を自ら改める会見を再び開くよう求めた。ただ、会見に対し、海老蔵側が無反応だったり、納得できるものでなかったりした場合は、被害届を出す方針。16日の会見はいわば、海老蔵への“最後通告”となる。

 また、藤本弁護士は、海老蔵側の弁護士との事前のやりとりはなく「示談の話などもしていない」と水面下での交渉を否定した。

 一方、海老蔵への傷害容疑で逮捕された伊藤リオン容疑者(26)は警視庁の調べに「(元リーダーに)呼び出されて現場の飲食店に行った。海老蔵さん側に自分を腹立たせることがあった」と話していることが14日、捜査関係者への取材で判明。海老蔵も同日午後、自宅で警視庁の捜査員3人から約2時間、4度目の事情聴取を受けた。

(2010年12月15日)