オウム真理教主流派アレフが新拠点として整備を進めている東京都足立区入谷のビルに、近隣の関連施設から大量の荷物が運び込まれていたことが7日、同区や公安関係者への取材で分かった。
捜査当局などは、本格的な移転に向けた準備を始めた可能性があるとみて警戒を強めている。
足立区などによると、4日から5日かけて、段ボール100箱以上とみられる荷物が、同区保木間にある施設などからトラックで運ばれた。現時点では、信者の住民票の異動は行われていないという。
新たな施設をめぐっては、アレフ幹部が代表を務める会社が3月、約530平方メートルの土地と4階建てビルを購入。国内最大の拠点となる見込みで、今後、世田谷区などの拠点で生活する出家信者らが転居するとみられる。
2010/12/07 13:24 【共同通信】