知られざるモンゴルー北朝鮮コネクション
辺真一 | コリア・レポート 編集長2013年10月22日 15時3分
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部(東京都千代田区)の土地・建物の競売について宗教法人「最福寺」(鹿児島市)が45億1900万円で落札した。最福寺「法主(ほっす)」の池口恵観(いけぐち・えかん)氏(76)は「炎の護摩行」で有名で、政界に顔が広く「永田町の怪僧」との異名を取る。一方、北朝鮮への渡航歴が複数あり、落札後は総連への貸し出しも検討したいとしている。その真意と巨額資金の出どころは-。
池口氏が法主を務める最福寺は、元プロ野球の金本知憲氏や阪神の新井貴浩選手ら有名アスリートが、オフシーズンに護摩行に訪れることで知られる。
「池口氏は、真言密教の道を究めた大僧正で過酷な護摩行をこなす姿から『炎の行者』と呼ばれている。スポーツ界のみならず政財界などにも豊富な人脈を持ち、安倍晋三首相や鳩山由紀夫元首相と親交があるほか、小泉純一郎元首相らの『指南役』も務めたとされる」(同氏を知る関係者)
宗教家の立場から医療のあるべき姿を講演や著作で説き、1999年には山口大医学部から医学博士号を贈られた。
15日の金日成主席の生誕100年に合わせ、北朝鮮で開かれる各種行事に出席するため、デヴィ・スカルノ元インドネシア大統領夫人ら日本の訪朝団が平壌入りしている。
デヴィ夫人の所属事務所によると、デヴィ夫人はスカルノ元大統領が同国の植物園で開発された花に「金日成花」と命名した縁で、北朝鮮と交流。一方、昨年4月に「金日成主席観世音」を北朝鮮に寄贈するなど、親交のある「最福寺」(鹿児島市)の池口恵観法主も訪朝。関係者によると、今回は千手観世音像を寄贈する予定だという。
また、朝鮮中央通信の報道を伝えた共同通信によると、「日朝音楽芸術交流会」や「日本マジック団」の関係者も平壌に到着した。だが、日本奇術協会(東京)によると、プロのマジシャンを訪朝させた話はなく、「日本マジック団という団体も聞いたことがない」としており、謎を呼んでいる。