ヒバクシャを乗せ「南京大虐殺紀念館」を訪問したり中南米や東南アジアなどを周った「ピースボート」の乗船客が大麻所持で逮捕される
ピースボート乗船客が大麻所持で逮捕
非政府組織(NGO)「ピースボート」の船で横浜港に到着した際、大麻を隠し持っていたとして、神奈川県警は28日までに大麻取締法違反(所持)の疑いで、岐阜県垂井町の自称カメラマン谷口大輔容疑者(33)を逮捕した。
横浜税関は同日、関税法違反容疑で谷口容疑者を横浜地検に告発した。
税関などによると「(寄港地の)ジャマイカで個人用に買った。船内で何回か吸った」と供述し、容疑を認めている。
ピースボートは7月に横浜港を出港。東南アジアや欧州、中南米などを巡って10日に帰港した。麻薬探知犬が察知し税関職員の荷物検査で発覚。県警が11日に逮捕した。
逮捕容疑は、横浜港大さん橋国際客船ターミナルで10日、スーツケースに入れた小物入れの中に、大麻約5・7グラム(2万8000円相当)を隠し持っていた疑い。
ピースボートの船旅は今回80回目で、広島と長崎の被爆者や東日本大震災の被災者ら約800人が乗船した。ピースボートの広報担当は「初めての事態で、とても残念。乗船客には行動に注意するよう呼び掛けていたが、今後さらに徹底したい」としている。(共同)
[2013年10月28日19時29分]
韓国の元慰安婦が南京大虐殺の生存者と対面…涙の抱擁=中国報道
2013/10/26(土) 13:47
非政府組織(NGO)「ピースボート」の乗客がこのほど中国南京市の「南京大虐殺紀念館」を訪問した。乗客の1人で旧日本軍の元従軍慰安婦だったと主張する女性と、南京大虐殺の犠牲者と主張する女性が対面した。中国メディアの現代快報が26日付で報じた。
1983年に設立した民間組織「ピースボート」はこれまでに80回以上の国際交流を実施している。今回、南京大虐殺紀念館を訪問したのは日本や韓国、米国などから参加した乗客たちだ。
ピースボートの関係者は、「われわれは南京大虐殺の犠牲者の“人数”について言い争っているが、こうした言い争いは不要だ。たとえ犠牲者が1人であってもそれは永遠の痛みだからだ」と述べた。また、別の関係者は「南京大虐殺は日本人が向かい合う必要のある歴史の1つだ。日本人は自らの歴史を正視する必要がある」と語った。
報道によれば、南京大虐殺の犠牲者と主張する中国人女性の楊翠英さんは13歳の時に父親をはじめ家族が旧日本軍による虐殺にあったという。
また、旧日本軍の元従軍慰安婦だったと主張する韓国人女性の李容洙さんは16歳の時に旧日本軍によって台湾へ連行され、元従軍慰安婦にされたと主張している。李容洙さんは「わずかな食べ物で命をつなぎながら、連日何度も暴行を受けた当時は犬以下の生活だった。日本政府は“すでに謝罪した”と嘘(うそ)を繰り返すが、まだ謝罪を受けていない」とむせび泣いた。
報道によれば、南京大虐殺紀念館で対面した楊翠英さんと李容洙さんは抱擁しながら涙を流し、互い慰め合ったという。(編集担当:村山健二)