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2012/01/19

福島第一原発2号機格納容器内の画像を公開

格納容器内、水面見えず=東電予測より低い水位-2号機内視鏡調査・福島第1
 東京電力福島第1原発事故で、東電は19日、同日午前に実施した2号機格納容器内の工業用内視鏡による撮影結果を公表した。撮影できた範囲では格納容器内にたまった水面は確認できなかった。

 事故後、1~3号機の格納容器内の様子を直接確認するのは今回の2号機が初めて。東電は、格納容器内の圧力などから、格納容器底部から約5メートルの高さまで水がたまっていると予測していたが、今回撮影できた範囲では水面が確認できず、予測より水位は低いとみられる。

 記者会見した東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「水面は確認できていないが、大量の湿気と水滴が上から落ちてきており、冷温停止状態と異なる状況にはなっていないと思う」と述べた。(2012/01/19-20:54)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012011900727









【原発】2号機の内部公開 高濃度汚染水の雨に(01/20 17:13)



福島第一原発2号機、格納容器内部を内視鏡で撮影した動画が公開されました。高濃度汚染水の雨です。

 あらかじめ開けられた穴を通って、内視鏡が格納容器に入ります。強いガンマ線の影響で、画面に細かいノイズが入っています。

すぐに右側に見えてきたのは、オレンジ色の3本の配管。同じ型の5号機と比べると色が変わっているのが分かります。その後、内視鏡に水滴が直接かかったのか、映像が乱れます。


次に見えてきた格納容器内側の壁は、ペンキがはがれ、さびが出たのか、うろこ状になっています。本来は、なだらかな表面です。



圧力容器につながるL字型の配管も見えます。内部は湯気が充満し、水滴が常に雨のように降っていますが、この水は溶け落ちた燃料に直接触れている高濃度汚染水です。



今回は底にたまった水位を確認することはできませんでしたが、東京電力は引き続き器具を改良し、調査したいとしています。










2号機格納容器 内部映像公開
1月20日 12時16分
東京電力福島第一原子力発電所で、メルトダウンを起こした2号機の格納容器の内部を、内視鏡で撮影した動画が初めて公開され、格納容器に内視鏡が入るとすぐに、放射線の影響で画面に白い斑点のような模様が多数現れるなど、過酷な内部の状況が映し出されています。

福島第一原発の2号機では、東京電力が19日午前、工業用の内視鏡を使って、事故のあと初めて格納容器の内部の状況をおよそ30分にわたり撮影し、20日、動画が公開されました。およそ1分に編集された動画は、格納容器に入る貫通部の途中から始まり、内視鏡が格納容器の内部に入るとすぐに、放射線の一種、ガンマ線による影響で、画面に白い斑点のような模様が多数現れました。動画はそのほとんどが不鮮明ですが、高い温度で塗装がはがれたとみられる赤茶色の格納容器の内壁や、配管などの設備が映っています。白い線のように見えるものは、汚染水によって内部に発生した水滴が雨のように落下するときの様子だということで、過酷な内部の状況が映し出されています。また、19日の調査で目的の一つだった汚染水の水面の確認について、動画では、格納容器のコンクリートの底から4メートルの高さにある作業用の足場が、水がない状態で映っていることから、東京電力は、水面は高さ4メートルより低い位置にあると説明しています。東京電力は、今後、別の装置を使うことを含めて、より詳しく内部の状況を撮影する方法を検討することにしています。