2011年6月9日 22時52分
民主党の鳩山由紀夫前首相は9日の自らのグループ会合で、退陣時期の認識をめぐって菅直人首相を「ペテン師」などと批判した発言について「今、求められているのは冷静な心だ。私も一時冷静さを欠いた発言をして大変ご無礼をした。おわびしたい」と陳謝した。
鳩山氏は、菅首相退陣後の政権運営に関し「党と国をまとめる行動力、リーダーシップが今、われわれに求められている。皆さんの協力の下につくり上げていきたい」と強調した。
(共同)
冷静さ欠いていた…「ペテン師」発言で鳩山氏
民主党の鳩山前首相は9日、国会内で開いた鳩山グループの会合で、菅首相を「ペテン師」などと批判したことについて、「今求められているのは冷静な心だ。私も一時、冷静さを欠いた発言をしてしまい、大変ご無礼をした」と釈明した。
鳩山氏は一時、党内外から「以前、政界引退をすると言いながら、後で撤回した鳩山氏に、菅首相を批判する資格はない」などと反発を浴びていた。ここに来て首相批判をトーンダウンさせたのは、首相に月内退陣を求める意見が党内の大勢となり、これ以上、菅首相を追い詰めるべきではないという判断も働いたとみられる。
(2011年6月9日21時26分 読売新聞)