【ベルリン小谷守彦、ロンドン会川晴之】国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は15日、福島第1原発から放出された放射性物質の状況を把握するため、国際的な監視網を持つ核実験全面禁止条約機関(CTBTO、本部・ウィーン)と協力する考えを示した。同原発の相次ぐ損傷、韓国など近隣諸国でも懸念が高まる中、万全の監視態勢を築く意向を打ち出した。 毎日新聞 2011年3月16日 東京夕刊