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2011/03/16

福島第一、第二原発の現状 2011/03/16 19:38

福島第1、第2原発の現状 

 16日現在の東京電力福島第1、第2原発の現状は次の通り。

【第1原発1号機】 地震後に冷却機能が失われ、燃料が溶ける「炉心溶融」が一部発生。原子炉格納容器の蒸気を外部に放出した。12日に水素爆発で原子炉建屋を損傷、海水を注入し炉心を冷却。

【同2号機】 冷却機能が失われ燃料が一時、全て露出した。14日に同3号機の爆発で原子炉建屋を損傷。15日午前、格納容器の圧力抑制プール付近で爆発音。メルトダウン(全炉心溶融)発生の恐れを否定できず。炉心への海水の注入作業で水位は一部回復。

【同3号機】 13日に冷却機能が失われ、炉心溶融の可能性。蒸気を外部に放出し、炉心に海水を注入。14日に水素爆発が起き、原子炉建屋を損傷。15日に付近で毎時400ミリシーベルトの高い放射線量を観測。16日午前に白煙が確認され、原子炉格納容器の一部が破損した可能性。

【同4号機】 定期検査中。15日午前に原子炉建屋で火災があり、使用済み燃料が反応した水素爆発の可能性。使用済み燃料貯蔵プールの水温が異常上昇。水位は未確認で注水作業はできていない。16日、再び火災を確認。再臨界となる可能性を否定できず、ホウ酸散布の検討。

【同5・6号機】定期検査中。プールの水温が若干上昇。

【第2原発】1~4号機はいずれも地震後に自動停止、3号機は直後に「冷温停止」状態に。1・2・4号機も15日までに安定的な冷温停止となり緊急事態を脱した。

2011/03/16 19:38 【共同通信】









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