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2011/03/16

福島第一原発4号機 : 16日午前5時45分頃、また炎。  6時15分、「炎は見えなくなった」

福島第1原発4号機から炎=東京電力
 東京電力によると、午前5時45分ごろ、福島第1原発4号機原子炉建屋から炎が出ているのを同社社員が確認した。(2011/03/16-06:48)





福島第1原発4号機の建屋4階付近で炎 東京電力「消火活動に努めております」
16日午前5時45分ごろ、福島第1原発4号機の建屋の4階付近で、再び炎が上がっているのをパトロール中の東京電力の社員が発見した。
これを受け、東京電力が会見を行った。

4号機における火災の発生について、本日午前5時45分ごろ、4号機の中央制御室にバッテリーを運んでいた当社社員が、中央制御室から戻る際に、原子炉建屋、北西部付近から煙が上がっていることを確認いたしました。
直ちに、消防署、地元自治体へ通報するとともに、関係各署へ連絡し、消火活動に努めております。
(03/16 06:53)





福島第一原発4号機でまた炎
3月16日 6時49分
東京電力によりますと、16日午前5時45分ごろ、福島第一原子力発電所の4号機の建屋北西部付近から再び炎が上がっているのを作業員が確認したということです。

東京電力は消防に通報するとともにさらに情報の収集を進めています。

東京電力は、自衛消防隊を向かわせようとしていますが、4号機の原子炉建屋のなかは放射線の量が高くなっていることから、現場にはたどり着けないとしています。

福島第一原発4号機では、15日も原子炉がある建物で出火が確認されています。15日は出火よりも前に、同じ4号機で爆発音がして原子炉のある建物で壁と天井の2か所に、8メートル四方の穴が開いているのが見つかっています。



4号機建屋でまた火災=放射線量多く、消火作業難航
-ヘリ注水も検討・福島第1原発

 東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発4号機(福島県大熊町)で16日午前5時45分ごろ、原子炉建屋から火が出ているのを同社社員が発見、通報した。

 東電によると、火が出ているのは15日朝の火災と同じ原子炉建屋4階の北西部分。地元消防の消防車4台と消防隊員13人が向かっているが、付近は放射線量が多いため近づけない状態。近くの高台にいる同社社員からは同6時15分、15日の火災で開いた穴からは「炎は見えなくなった」と連絡があった。

 4号機は高温になった使用済み燃料プールから水が蒸発。プール内にある核燃料が露出し、損傷することが懸念されており、東電は16日にも、海水を注水する方針だ。同社は自衛隊や在日米軍に協力を求め、ヘリコプターによる注水も視野に入れている。

 4号機原子炉建屋(5階建て)では、15日午前6時ごろ爆発音が聞こえ、4階で火災が発生。5階側壁では、8メートル四方の穴が2カ所開いた。沸騰した可能性もあるプール水から発生した水素による爆発の可能性も指摘されており、付近では毎時400ミリシーベルト(40万マイクロシーベルト)の非常に高い放射線量も観測された。

 5階の燃料プールは約10メートル四方、深さ約8メートルで783本の核燃料棒が入っている。定期点検で原子炉機器の交換作業があったため、炉内の燃料棒が全て移されており、通常よりもプール内の核燃料棒の数が多い。
水温は通常約40度だが、14日午前4時8分時点では84度に上昇。事故後の水温や水位は不明だが、水温がさらに上がり蒸発が進むと、燃料損傷の危険が増す。東電によると、5・6号機のプール水温は、15日午後9時段階でそれぞれ58.7度、57.0度だった。同社は「通常よりは高温だが、安定している。ただ、4号機同様に水の蒸発から燃料損傷の危険もあるので、こちらも早い段階で水温を下げたい」としている。(2011/03/16-08:22)