2011年1月16日 16:00
スペイン南部の街アルヘシラスに到着した船から、密輸された162キロものコカインが発見された。
このコカインは、プラスチックで出来たバナナの中に隠され、他の本物のバナナと共にエクアドルからやって来たものであった。
このニセモノのバナナは、本物と並べて見比べると別物であることは一目瞭然なのだが、本物のバナナと全く同じように梱包されていたため、外からでは区別がつかなかったという。
このコカイン密輸に関わったとして、4人の容疑者が逮捕された。その中の1人は麻薬密売組織のボスであると見られている。
また、このコカインはエクアドルの港湾都市グアヤキルからやって来たものであることが、警察の捜査によって判明している。
スペインは多くの南米諸国が旧植民地であったため現在でも南米とは結びつきが強く、また麻薬販売の拠点となっているモロッコからも地理的に近いので、麻薬密輸の際の入口となってしまっているという。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)
【EU発!Breaking News】ヨーロッパ最大級のコカイン密造所が発見される。(スペイン)
2011年1月21日 17:00
先日、南米エクアドルからスペインに密輸されたコカインのニュースをお伝えしたばかりだが、今度はコカインを精製するための密造所がスペインで発見された。
これは恐らくヨーロッパ最大級の密造所であると、警察は伝えている。
この密造所は首都マドリード近くにあり、警察の捜査により、300キロのコカイン、そして33トンのコカイン精製のための化学薬品が保管されているのが発見された。
それ以外にも警察は、多数のピストル、約470個の携帯電話、リムジンカー、50万ユーロ分もの有価証券、そしてマネー・ローンダリング用と思われる200万ユーロの現金などを押収している。
警察はこの件に関し、コカインの密輸、密造及び密売に関わったマフィアのメンバー25人を逮捕した。
またこれとは別件ではあるが、北東部の都市サラゴサでも覚醒剤密輸組織のメンバー15人が警察によって逮捕されている。
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)