みずほ銀行元行員らによる融資名目の詐欺事件に絡み、詐取した金の分配金を所得として申告せず約8800万円を脱税したとして、東京地検特捜部は11日、同行元築地支店渉外第1課課長代理、武田広人被告(35)=詐欺などの罪で起訴=を所得税法違反容疑で再逮捕した。
逮捕容疑によると、武田容疑者は08年、コンサルタント会社「プロシード」への融資名目でみずほ銀行築地支店から約5億円を詐取した際、自身への分配金をプ社社長、宮田誠被告(66)=同=からの預かり金として仮装するなどして、同年分の所得約2億3300万円を申告せず、所得税約8800万円を免れたとしている。【鈴木一生】
毎日新聞 2011年1月11日 20時20分
みずほ元行員、脱税で再逮捕=詐取金2億円所得隠し-東京地検
みずほ銀行の元行員による不正融資事件で、同行からだまし取った約2億3300万円の所得を隠したとして、東京地検特捜部は11日、所得税法違反(脱税)容疑で元行員武田広人容疑者(35)=詐欺罪で起訴=を再逮捕した。
逮捕容疑によると、武田容疑者は詐取金の分配金を、コンサルタント会社代表宮田誠被告(66)=同=から預かったように装うなどして、2008年分の所得約2億3300万円を隠し、約8800万円を脱税した疑い。
捜査関係者によると、武田容疑者は、隠した所得で約6000万円の新築マンションを購入するなどしていた。(2011/01/11-18:37)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201101/2011011100625