北朝鮮国連代表部の金明吉公使、リチャードソン知事に会談を要請
米ニューメキシコ州のリチャードソン州知事が19日(現地時間)、北朝鮮国連代表部の金明吉(キム・ミョンギル)公使と会談する。
ビル・クリントン元大統領の訪朝以降、朝米両国の高官が公開的に会談するのは今回が初めて。AFP通信の報道によると、ガルシア同州知事スポークスマンは18日「リチャードソン知事が19日、ニューメキシコ州サンタフェで金公使ら外交官2人と会談する」と明らかにした。
同スポークスマンは「金公使が会談を要請し、北朝鮮側がニューメキシコ州で開発中の再生可能エネルギーについて関心を示した」と話した。続いて「知事はどんな形でも、一切の交渉は行わず、オバマ政権を代表することもない」と述べた。
リチャードソン州知事はクリントン政権で国連米大使やエネルギー長官などを歴任し、オバマ政権でも商務相に指名されるほど主要人物だ。以前、数回にわたり訪朝し、拘束された人物の解放にかかわるなど米政界の代表的な北朝鮮専門家だ。