美容研究家に脱税で有罪判決 東京地裁
2011/6/3 12:12
約1億7900万円を脱税したとして、法人税法違反罪に問われた化粧品会社「トリプルサン」(東京)社長、岡江美希被告(39)=本名・多田美希=に、東京地裁は3日、懲役1年6月、執行猶予3年(求刑懲役1年6月)の判決を言い渡した。法人としての同社は罰金4300万円(求刑罰金5300万円)とした。
被告はニューハーフ美容研究家としてテレビ出演するなどしていた。
判決理由で山田直之裁判官は「困っている友人を援助するため蓄財したという動機は身勝手で、自分の遊興費にも相当使っており、刑事責任は軽くない」と指摘する一方、罪を認め、反省しているとして刑の執行を猶予した。
判決によると、被告は販売促進費を水増し計上するなどして、2009年3月期までの3年間で所得約6億1200万円を隠し、脱税した。
〔共同〕
テレビにも出演「ニューハーフ美容研究家」を脱税容疑で告発
架空の経費を計上する手口で法人税約1億7千万円を脱税したとして、東京国税局が法人税法違反容疑で、東京都港区の化粧品会社「トリプルサン」と岡江美希社長(38)=本名・多田美希=を東京地検に告発していたことが22日、分かった。
岡江社長はテレビ番組に出演しているほか、美容に関する本も多数出版する著名美容家。性別適合手術を受けたといい、「ニューハーフ美容研究家」を名乗っている。取材に応じ「脱税したのは事実。(化粧品の)愛用者におわび申し上げる」と語った。
関係者によると、トリプルサンは化粧品などを販売して得た利益を圧縮するため、取引先の広告会社などに協力を依頼。架空の経費を支払った上で、一部を同社に循環させる手口で2009年3月期までの3年間に6億円を隠し、法人税1億7千万円を免れた疑いが持たれている。隠した所得は現金で保管されていたほか、遊興費などに充てられていたという。
民間信用調査会社によると、トリプルサンは1996年設立。05年の売上高は約5千万円だったが、09年には約12億円と急成長していた。
東京国税局は強制調査(査察)の結果、仮装隠ぺいを伴う悪質な所得隠しと認定し、刑事告発が必要と判断したもようだ。
2010年10月22日 13:42