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2013/07/22

スノーデン容疑者は長期滞在を視野にロシア国籍取得も模索中

スノーデン容疑者、空港1カ月=米から圧力、亡命認定焦点-ロシア

 【モスクワ時事】米当局の情報監視活動を暴露して訴追された元中央情報局(CIA)職員エドワード・スノーデン容疑者(30)がモスクワの空港に到着して23日で丸1カ月となる。この間、亡命希望先の中南米に向かうのをひとまず断念し、ロシアに一時亡命を申請。米国の送還要求が強まる中、プーチン政権が亡命認定に踏み切るかが焦点だ。

 スノーデン容疑者は長期滞在を視野に、ロシア国籍取得も模索中。しかし、プーチン大統領は同容疑者について「(第三国)渡航の可能性が高まれば、本人は渡航するだろう」「ロシアに生涯とどまるつもりはないと思う」と述べ、長期滞在は認めない構えだ。

 背景にあるのは米側の圧力だ。反発を強める米上院議員が、ソチ冬季五輪のボイコット、サンクトペテルブルクで9月に開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議の会場変更を主張している。同じ9月に予定されるモスクワでの米ロ首脳会談中止説も浮上した。プーチン大統領は「(同容疑者より)米ロ関係がはるかに重要だ」と述べ、ロシアの立場への理解を米国に呼び掛けた。(2013/07/22-18:26)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013072200829



スノーデン容疑者に「住居提供」=弁護士に電話相次ぐ-ロシア

 【モスクワ時事】米当局の情報監視活動を暴露して訴追された元中央情報局(CIA)職員エドワード・スノーデン容疑者(30)に「住居を提供したい」という支援の声が、一時亡命申請先のロシアで広がっている。同容疑者の弁護士に電話が相次ぎ、中には若い女性から「結婚」を前提にした申し出もある。

 国営メディアによると、まだ一時亡命が認められずモスクワの空港の乗り継ぎエリアにとどまっているスノーデン容疑者に同情が集まっており、市民から弁護士に電話が殺到。弁護士によると「若い女性は住居提供と結婚、男性は経済的支援の用意がある」との内容だという。

 シベリア・ノボシビルスクの年金生活者の男性は「川沿いのコテージの5室を貸す」と名乗りを上げたという。(2013/07/21-19:33)

http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2013072100213&j4




米上院議員がG20開催地変更を要望 スノーデン容疑者身柄引き渡し問題でロシアに不信

2013.7.20 11:59 [米国]
 【ワシントン=小雲規生】米中央情報局(CIA)元職員、エドワード・スノーデン容疑者がロシアの空港の乗り継ぎ区域に留まっていることを受け、米上院の2議員が19日、オバマ大統領に9月にロシアで開催される20カ国・地域(G20)首脳会合の開催地の変更を求める決議案を提出した。

 決議案を提出したのは共和党のグラハム上院議員と民主党のシューマー上院議員。ロシアが容疑者を米国に引き渡すように求めるとともに、ロシアが容疑者を匿い続けるなら「オバマ大統領は9月のG20首脳会合をロシアのサンクトペテルブルクから変更するよう要望すべきだ」としている。

 ホワイトハウスのカーニー報道官は19日の記者会見で、「首脳会合のためにロシアに行くことは大統領の意思だ」と述べ、開催地変更の要請に否定的な考えを示した。