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2011/12/05

「怒羅権」の最大派閥の実質的リーダーら4人を逮捕

「怒羅権」リーダーを逮捕 殺人未遂容疑
 警視庁組織犯罪対策2課は5日、殺人未遂と銃刀法違反の疑いで、中国籍の職業不詳姜海鋒容疑者(40)ら4人を逮捕した。

 組対2課によると、姜容疑者は中国残留孤児2、3世を中心に結成されたグループ「怒羅権(ドラゴン)」のうち、約250人が所属する最大勢力の実質的リーダー。4人とも容疑を否認している。


 逮捕容疑は4月1日未明、文京区湯島の路上や店舗で、アルバイトの男性(27)と会社員の男性(31)にパン切りナイフ(刃渡り約35センチ)などで切りつけ、全治1~2年の重傷を負わせた疑い。

 組対2課は、容疑者の1人が歩行中にアルバイトの男性と肩がぶつかったことをきっかけにトラブルとなり、途中から姜容疑者らが加わって暴行したとみている。(共同)

 [2011年12月5日14時30分]






中国マフィア暴行で全治2年…肩ぶつかりトラブルに
 警視庁組織犯罪対策2課は5日、殺人未遂と銃刀法違反の疑いで、中国籍の職業不詳、姜海鋒(きょう・かいほう)容疑者(40)ら4人を逮捕した。姜容疑者は、中国残留孤児2、3世中心に結成されたマフィア集団「怒羅権(ドラゴン)」のうち、約250人が所属する「大偉(ダーウェイ)グループ」の実質的リーダー。4人とも容疑を否認している。

 姜容疑者のほかに、逮捕されたのは、いずれも都内に住む職業不詳、中西公樹(39)、屋高志(41)、中国籍の職業不詳、殷頌東(いん・そうとう、42)の3容疑者。

 4人の逮捕容疑は4月1日午前3時頃、文京区湯島の路上や店舗で、アルバイトの男性(27)と会社員の男性(31)をパン切りナイフ(刃渡り35センチ)などで切りつけ、重傷を負わせた疑い。アルバイト男性は頭部や腕などを切られ、全治1年、会社員の男性は胸や腹を切られ、全治2年の重傷を負った。

 組対2課は、容疑者の1人が歩行中にアルバイト男性と肩がぶつかったことをきっかけにトラブルになり、途中から姜容疑者らが加わって暴行したとみている。4人は容疑を否認しているという。

 姜容疑者は中国残留孤児2、3世で結成されたドラゴンのメンバーで、都内最大勢力「大偉グループ」の実質的リーダー。ドラゴンは、1990年代に結成され、都内では江東区、墨田区、江戸川区などで活動しており、横浜市、大阪市などにも拠点を広げている。車両などの窃盗、自販機荒らし、クレジットカードの偽造、携帯電話を振り込め詐欺グループに売却するなどして資金を集め、暴力団関係者とのつながりも深いという。

 ドラゴンを知る関係者によると、料理を得意にしているベテラン俳優が車両盗難に遭い、包丁一式が盗まれる事件が起きたが、その時、犯行に及んだのがドラゴンのメンバーの可能性が高いという。

(2011年12月6日06時03分 スポーツ報知)








殺人未遂:因縁付け切り付け4容疑者逮捕 4月に2人重体
 繁華街で通りかかった男性2人に因縁を付け刃物で切り付けたとして、警視庁組織犯罪対策2課は5日、中国残留孤児の子孫らのマフィアグループ「怒羅権(ドラゴン)」幹部、姜海鋒容疑者(40)らメンバー4人を殺人未遂などの容疑で逮捕した。全員が容疑を否認しているという。

 逮捕容疑は4月1日午前3時ごろ、東京都文京区湯島のディスカウントストアで、20~30代の男性2人の全身をパン切りナイフ(刃渡り約35センチ)などで繰り返し切り付けたとしている。2人は意識不明の重体になった。

 組対2課によると、容疑者の一人が事件直前、近くの路上で被害男性と肩が触れたなどとしてトラブルになったとみられる。【内橋寿明】

毎日新聞 2011年12月5日 12時55分(最終更新 12月5日 13時22分)






「怒羅権」の4人、殺人未遂容疑で逮捕
 中国残留孤児の2世らで構成するグループ「怒羅権」は、東京を拠点に薬物の売買などを資金源にして活動しています。このグループのメンバー4人が今年4月、東京・上野で通りがかりの男性と肩がぶつかったことに腹を立て、男性らを包丁で刺して殺害しようとしたとして、警視庁に逮捕されました。

 「肩がぶつかっただけで、後ろからいろんな所切られて怖かった」(被害にあった男性)

 左腕に残る生々しい傷痕。耳にも切られた跡がはっきりと残ります。この男性は今年4月、東京・上野の路上で見知らぬ男と肩がぶつかったことでトラブルとなり、男やその仲間に包丁などで腕や耳などを刺されたり切られたりしました。男性は全治1年の重傷。知人男性も全治2年の重傷を負いました。

 「(飲食店に)座っていたら、いきなり後ろから襲われた。耳が切れて、耳たぶでギリギリつながっていた」(被害にあった男性)

 警視庁は5日、事件の容疑者として中国残留孤児2世らのグループ「怒羅権」のメンバーで、中国籍の姜海鋒容疑者(40)や中西会樹容疑者(39)ら4人を殺人未遂などの疑いで逮捕しました。4人は、刃渡り35センチもあるパン切り包丁などを使い、男性に襲いかかったといいます。

 「(現場は)血の海みたいになっていて、本当に死んでしまうかと思った」(現場に一緒にいた女性)

 警視庁によりますと、怒羅権は東京都内で薬物売買などを資金源に活動するグループで、現在、メンバーはおよそ700人に上っています。

 2005年、当時のトップが逮捕されて以降も活動を続け、先月には別のメンバーが東京・八王子市の飲食店で傷害事件を起こしたとして逮捕されるなど、警視庁が危険なグループのひとつとしてマークする存在です。

 「治せる人がいなかったら(手は)切断だと(医師に)言われた。肩ぶつかっただけでここまでされたんだから、正直もう関わりたくない」(被害にあった男性)

 現在も後遺症が残り、指が思うように動かないという男性。取り調べに対し4人は、いずれも「知らない」などと容疑を否認しています。(05日16:39)