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2011/06/01

自民、公明、たちあがれ日本の野党三党、「内閣不信任議決案」を衆院に共同で提出

自公など野党3党が「内閣不信任案」提出 採決は2日午後1時
2011.6.1 18:28
自民、公明、たちあがれ日本の野党3党は1日夕、菅内閣不信任決議案を衆院に共同で提出した。それに先立ち自民、公明、共産、社民、たちあがれ日本の野党5党の党首会談が開かれ、共産党も賛成する意向を表明した。不信任案は2日午後1時からの衆院本会議で採決される。民主党の小沢一郎元代表を支持するグループから50人程度が造反して同調するとの見方がある。小沢系議員の動き次第で、政局が混乱する可能性がある。



 不信任案をめぐり民主党に会派離脱届を出した渡辺浩一郎氏ら衆院議員16人のグループは1日午後の会合で、造反を念頭に一致して行動する方針を確認した。渡辺氏は記者団に「反対の選択肢はない」と述べた。

 民主党の鳩山由紀夫前首相グループに所属し対応が注目されていた海江田万里経済産業相と大畠章宏国土交通相は、不信任案に反対する考えを示した。ただ小沢氏に近い鈴木克昌総務副大臣と内山晃総務政務官は辞任して、不信任案で賛成に回る見通し。

 菅直人首相は同日午後の党首討論で、今国会の会期延長について「通年国会も含めて国会の延長を検討する」と表明。自民党の谷垣総裁には「復興国債」の在り方など平成23年度第2次補正予算案編成をめぐる協議を呼び掛けるなど、引き続き政権運営を担う決意を表明した。

 首相は5月31日深夜の鳩山氏との会談でも不信任案採決前の退陣を拒否している。








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