現場近くの防犯カメラが、逃げる市川海老蔵さん(32)らしき人物をとらえていました。
海老蔵さんが大けがをした事件で、警視庁は、現場近くの建物の担当者から防犯カメラの映像の提出を受けました。
関係者によると、映像には海老蔵さんらしき人物が走り去る様子のほかに、
追い駆けるような3人くらいの男性の姿も映っているということです。
警視庁は6日、改めて現場の店に捜査員を派遣し、関係者立ち会いのもと店内を調べました。
2010年12月07日09時12分
逃げる海老蔵、防犯カメラに
歌舞伎俳優・市川海老蔵(33)が顔を殴られ、全治6週間のケガを負った事件で、現場となった東京・西麻布の雑居ビルから約30メートル離れた地点の防犯カメラに、事件当日の11月25日午前6時19分ごろ、走って逃げるような海老蔵とみられる男性と、3人組の男性が追いかけるような姿が映っていることが6日、分かった。一方、トラブルの起きたとみられる飲食店から採取された血液が海老蔵と一緒にいた元暴走族リーダーの男性(29)のものだったことも判明。警視庁は近く、海老蔵からもトラブルの内容について再聴取するもようだ。
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テレビ朝日の報道によると、警視庁が入手した防犯カメラの映像には、海老蔵らしき男性と3人組の男性の映像が映っていたという。映像の時刻から約30分後の25日午前6時50分ごろには、事件現場から200メートルほどの場所で、通行人が「顔と頭とシャツが血だらけで、はだし」の海老蔵を目撃していた。
カメラはトラブルがあったとみられる飲食店の入居する雑居ビルと海老蔵の“目撃地点”の途中に位置。さらに、“目撃地点”からまっすぐつながる六本木通りの交差点で、海老蔵はタクシーに乗車し、そのまま、目黒区内の自宅に帰ったという。タクシーの運転手は「顔が腫れて海老蔵さんと分からないほどだった」と語り、降車後には後部座席に血痕が残っていたとしている。
海老蔵は警視庁の聴取に「逃げたが外まで追いかけてきた」と説明。一方、海老蔵への傷害容疑で警視庁が逮捕状を取り、行方を追う中南米系ハーフの男(26)の関係者は、報道各社の取材に「店員が仲介して和解し、海老蔵より先に店を出た」と話していた。
防犯カメラの映像が海老蔵と相手グループであれば、海老蔵の証言と合致することになるが…。
6日、海老蔵は33歳の誕生日を迎え、入院する都内の病院で、妻でタレントの小林麻央と“夫婦水入らず”で過ごしたもようだ。目黒区の父・市川團十郎の自宅には、関係者から誕生祝いの花などが届けられた。團十郎は、午前に外出したが、報道陣の呼びかけに、無言を貫いた。
逮捕の男らか? ビデオに海老蔵追う姿
2010.12.11 08:20
歌舞伎俳優の市川海老蔵(33)が殴られて重傷を負った事件で、暴行現場となった東京・西麻布の雑居ビル付近の防犯ビデオに、伊藤リオン容疑者(26)=傷害容疑で逮捕=らとみられる数人が、逃げる海老蔵の後を追う様子が写っていたことが11日、捜査関係者への取材で分かった。
海老蔵は、警視庁に「酔いつぶれた人を介抱し始めたら、すぐに暴行を受けた」などと説明。一方で、伊藤容疑者は関係者に、海老蔵が乱暴な態度を取ったことがトラブルの発端と主張しているとされ、警視庁は伊藤容疑者から詳しく経緯を聴き、事実の解明を進める。
捜査関係者によると、海老蔵は、11月25日未明に西麻布の雑居ビル11階で暴行を受けた際、外階段から逃走しようとしたという。ビル近くの防犯ビデオには、同日午前6時ごろ、逃げる海老蔵と、追い掛ける伊藤容疑者とみられる人物らの姿が写っていた。
海老蔵は、ビル内の飲食店で伊藤容疑者や元暴走族リーダーの男ら数人と知り合い、トラブルになっていた。