2010年12月2日 掲載 ゲンダイネット
12月1日夜赤坂の中華料理店で開かれた小沢グループ「一新会」の懇親会に、9月の民主党代表選以来初めて、小沢一郎元代表が出席した。中堅40人が集まった。ゲストとして飛び入り参加したのは、田中真紀子元外相だった。
11月30日真紀子は、「内閣を改造して小沢を重要ポストで処遇するべき」と主張したばかりで、12月1日夜の懇親会でも小沢をベタ褒め。
「政界でこれだけの経験を踏んだ人はいない。今の国家はブレ落ちている。これを引っ張り上げるのは小沢さんしかない」
一新会の奥村展三会長代行が真紀子を懇親会に誘ったというが、真紀子は政治家のパーティーや夜の会合にめったに顔を出さない。やっぱり小沢は特別なようだ。
小沢は先々週以降、議員との夜の会合に頻繁に顔を見せている。この日も、「無職の風来坊だから、みんなと一緒に勉強したい」と精力的。
「本当にしっかりと国民の期待に応えられる予算を組めるのか」「来年の統一地方選は大変だ。地方議員が困るぞ」と危機感を強調した。
先週発足した1年生議員でつくる「北辰会」53人と合わせて、小沢グループが次々と動き出している。