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2009/11/14

桂離宮朝日ホールで金大中氏の追悼集会 河野洋平氏らが呼びかけ

東京で金大中氏の追悼集会開催 日韓の友好関係進んだ


 8月に死去した韓国の金大中元大統領の追悼集会が13日夜、河野洋平前衆院議長ら親交のあった約200人が呼び掛け人となり、東京都中央区の浜離宮朝日ホールで催された。

 来日した金元大統領の李姫鎬夫人は「夫が苦難の死のふちにあるとき救出してくださった皆さまに深く感謝申し上げます」と述べ、河野前議長が「平和、民主主義、人権を、言うだけでなく実際に行動し、最も尊敬する人だった。南北対話を実現し、日本文化の開放を決断された結果、日韓の友好関係が進んだ」とあいさつした。

 1973年8月、韓国民主化運動のリーダーだった金元大統領は都内のホテルから拉致され、日本の政治家や友人らが早期解放を日韓両政府などに働き掛けた。

 集会には、支援者や友人ら日本の関係者のほか、駐日大使や韓国民主党の議員団ら約400人が参列。金元大統領の政治家としての歩みを記録した映像が流され、最後に顔写真が飾られたステージ上に献花した。

2009/11/14 15:25   【共同通信】