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2011/12/01

福島第1原発の港の海底土から高濃度のセシウムを検出

海底土からセシウム160万ベクレル…福島第一
 東京電力は1日、福島第一原子力発電所4号機の取水口近くの海底で採取した土から、1キロ・グラム当たり最高160万ベクレルの放射性セシウムを検出したと発表した。

 4~5月に2、3号機の取水口付近から流出した高濃度の汚染水が原因とみている。

 検出したのは、高濃度汚染水が周辺海域に広がるのを防ぐために設置した水中カーテン「シルトフェンス」と防波堤に囲われた場所。東電は「高濃度だが、原発の港外への汚染にはつながらない」としている。

 11月25日にシルトフェンスと防波堤の内側の海底3か所で、事故後初めて土を採取。シルトフェンス外側の海底の土は同11万1000ベクレルだった。

(2011年12月1日13時27分 読売新聞)




海底土から高濃度セシウム=原発取水口付近、汚染水沈殿-福島第1
 東京電力は1日、福島第1原発1~4号機取水口付近の海底の泥から、最大で1キロ当たり87万ベクレルのセシウム137を検出したと発表した。東電は3月下旬~4月上旬に流出した高濃度汚染水に含まれていたセシウムが沈殿したとみており、作業船の出入りなどで拡散しないように、しゅんせつなどの対応を検討している。

 東電は11月25日、1~4号機の取水口付近3カ所から海底の泥を採取。セシウム137(半減期約30年)が1キロ当たり19万~87万ベクレル、セシウム134(同約2年)が同15万~73万ベクレル検出された。

 高濃度汚染水流出後の4月、東電は取水口付近に「シルトフェンス」を設置し、拡散を防ぐ措置を取った。フェンス外側の海底土では今回、最大で同6万2000ベクレルのセシウム137が検出された。(2011/12/01-12:20)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011120100442



海底土で高濃度セシウム 第1原発の取水口付近
 東京電力は1日、福島第1原発の港の海底土から、1キログラム当たり87万ベクレルのセシウム137を検出したと発表した。4月に高濃度の汚染水が流出した影響とみている。

 東電は、11月下旬に港の9カ所で海底の土を採取。1~4号機の取水口南側が最も高く、セシウム134が同73万ベクレル、セシウム137が同87万ベクレル検出された。

 東電の松本純一原子力・立地本部長代理は「鋼管を並べた板などで港の外への流出を止めており、汚染は拡大しない」としている。

2011/12/01 13:13 【共同通信】