イスラム侮辱映画の支持撤回を=米統参議長
【ワシントン時事】デンプシー米統合参謀本部議長は12日、反イスラムのキリスト教聖職者として知られる南部フロリダ州のテリー・ジョーンズ牧師に電話し、米公館襲撃事件の原因となった、イスラム教預言者ムハンマドを侮辱した映画への支持を撤回するよう要請した。国防総省高官が明らかにした。
同議長はこの中で、緊張を高め、暴力を誘発するとして、映画の内容に懸念を表明。ただ、ジョーンズ牧師は、撤回に応じるかどうか明言を避けた。(2012/09/13-09:31)
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012091300166
米領事館襲撃:映画宣伝の牧師に懸念伝える 米軍議長
毎日新聞 2012年09月13日 10時52分(最終更新 09月13日 11時13分)
【ワシントン白戸圭一】米軍制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長は12日、イスラム教の預言者ムハンマドを侮辱した米映画に対するイスラム教徒の反発が高まっている事態を受け、映画の宣伝をしている米フロリダ州のキリスト教牧師、テリー・ジョーンズ氏に対し、宣伝に加担しないよう電話で異例の要請をした。
デンプシー議長の報道官によると、議長は牧師に対し、映画がイスラム教社会と米国との間の緊張を高め、暴力につながることへの懸念を伝えた。各国のイスラム教徒の間で反発が高まり、アフガニスタン駐留米軍に対する攻撃激化につながることなどを懸念したとみられる。議長の要請について、牧師はロイター通信に「再考する」などと述べた。