3月17日 8時4分
NHKのヘリコプターが、17日午前7時半ごろ、福島第一原子力発電所から30キロ以上離れた上空から撮影したところ、2号機と3号機、それに4号機で白い蒸気のようなものが確認されました。
このうち、爆発で建物が大きく壊れて燃料が入ったプールが冷やせなくなっている3号機では、白い蒸気のようなものが盛んに立ち上がり、西からの風に吹かれている様子が確認できました。
また、3号機と同じように、燃料が入ったプールが冷やせなくなっている4号機では、建物の南側の側面の損傷を受けているとみられる部分から、時折、白い蒸気のようなものが上がっていました。
さらに、2号機でも、海に面した建物の東側から蒸気のようなものが立ち上っているのが分かり、蒸気のようなものが出ている場所は、はっきりとは確認できないものの、建物の東側の破損した部分から出ている可能性もあるとみられます。
3号機建物上部 蒸気状のもの3月15日 8時45分
東京電力は記者会見で、15日午前7時5分ごろ、福島第一原子力発電所3号機の原子炉が入っている建物の上部に蒸気のようなものが漂っていることを明らかにしました。
蒸気のようなものが何なのか、詳しいことは分かっていないということです。
3号機では14日午前11時ごろに爆発が起きていて、原子炉内部で発生した水素が原子炉のある建物にたまって爆発したとみられています。これについて、東京電力は、爆発に伴う原子炉を覆う格納容器への影響はないとしていました。