韓国の聯合ニュースは24日、北朝鮮が韓国の延坪島を23日に砲撃した際、南北の間で空中戦が発生しかねない一触即発の状況だったと報じた。
韓国軍当局などによると、北朝鮮が砲撃を始めた直後に、韓国空軍は現場上空に向け戦闘機F15とF16それぞれ4機を相次いで緊急出撃させた。
うち2機は射程250キロの空対地ミサイルを装着し、北朝鮮のさらなる挑発に備え北朝鮮側のミサイル基地への攻撃の準備をしていたという。
周辺空域では北朝鮮も砲撃前にミグ23戦闘機5機を哨戒飛行させていたといい、同ニュースは両軍の戦闘機が空中戦を交える可能性があったと伝えた。
一方、韓国の金泰栄国防相は24日、同国が北朝鮮の砲撃に応戦した際、韓国軍の自走砲6門のうち、2門が故障していたことを明らかにした。
金国防相は国会答弁で、1門は以前から故障しており、もう1門は応戦時に不発弾により砲身が破裂したことを認め「不備な点があり申し訳ない。今はすべて修理して異常はない」と釈明した。 (共同)
[ 2010年11月24日 22:42 ]