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2012/09/03

文鮮明氏、死去

文鮮明氏が死去=統一教会の創始者-韓国

 【ソウル時事】世界基督教統一神霊協会(統一教会)の創始者である文鮮明氏が3日、韓国京畿道加平郡の病院で病気のため死去した。92歳だった。統一教会が3日、明らかにした。風邪と肺炎による合併症で8月から入院していた。

 文氏は現在の北朝鮮平安北道の定州出身。戦前、早稲田大付属早稲田高等工学校電気工学科で学んだ。

 54年にソウルで教団を創立。大学教員、大学生ら知識層を中心に急速に信者を増やし、58年に日本、59年に米国に進出するなど、積極的に海外展開した。韓国メディアによると、現在約190カ国に約300万人の信者がいるとも言われる。経済活動にも力を入れ、韓国では多数の企業を保有して「統一グループ」を形成している。

 一方、80年代以降、信者による霊感商法が社会問題化した。また、大規模な合同結婚式を行っており、教団と信者の家族との間でトラブルも起きている。92年には日本の芸能人が参加したことで大きな話題になった。(2012/09/03-08:25)

 http://www.jiji.com/jc/zc?k=201209/2012090300024




統一教会創始者・文鮮明師が逝去

 【ソウル支局】世界基督教統一神霊協会(統一教会)創始者文鮮明師が3日午前1時54分、韓国京畿道の清心国際病院で逝去した。92歳だった。

 本紙の提唱者でもある文師は、8月中旬、肺炎をこじらせてソウル聖母病院集中治療室に入院し、先月31日、統一教会が運営する清心国際病院に転院して治療を受けていた。

 文師は高齢にもかかわらず、最近まで米国と韓国を行き来しながら、旺盛な宣教活動を繰り広げていたが、過労で病を得たという。統一教会は公式声明で、文師の夫人韓鶴子女史と子息ら家族が臨終を見守ったと伝えた。

 統一教会によれば、葬儀である「文鮮明天地人真の父母天宙聖和式」が同教会の聖地である清心平和ワールドセンターで15日に挙行される。弔問客は6日から13日までの8日間、同所で受け付ける。葬儀委員長は文師の7男で統一教会世界会長を務める文亨進師(33)が行う。

 1920年、現在の北朝鮮の平安北道定州に生まれた文師は、早稲田大付設高等工業学校を卒業し、1954年、韓国で統一教会を創始した。1957年、日本をはじめ海外宣教をスタートさせた統一教会は、1972年米国に進出、約50年間で全世界194カ国に宣教地を置く世界的な宗教に成長した。

 「世界平和」のために一生を捧げた文師は、1991年12月、北朝鮮の金日成主席と会談し、南北首脳会談と離散家族再会、金剛山開発をはじめとする南北経済交流で合意し、2010年には国連に代わる平和機構としての「アベル国連」を創設した。

 1991年11月10日付英紙サンデータイムスは、文師を李承晩大統領、金日成主席と共に「20世紀を作った1000人の人物」に選定した。

 文師には韓鶴子女史との間に7男6女がおり、2008年4月、末息子の文亨進師を統一教会世界会長に任命した。

2012/9/3 7:39





統一教会の創始者・文鮮明氏死去

2012年09月04日10時53分
【CJC=東京】大規模な「合同結婚式」や「霊感商法」などで話題を呼んだ「世界基督教統一神霊協会」(統一教会)の創始者・文鮮明氏が9月3日早朝、韓国・京畿道加平郡の「清心国際病院」で死去した。92歳。8月中旬、肺炎でソウル聖母病院集中治療室に入院、31日、統一教会が運営する清心国際病院に転院して治療を受けていた。

 自らを救世主と称しているところから、その名称にも関わらず、同派を「キリスト教」と見なさない教派もある。

 文氏は、現在の北朝鮮の平安北道出身。早稲田大学付属早稲田高等工学校を卒業。イエス・キリストの霊に啓示を受けたとして、1946年に平壌で宣教活動を開始。朝鮮戦争で南へ逃れ、54年にソウルで統一教会を設立した。58年には日本でも宣教を開始。世界を共産主義から守るとして68年に『国際勝共連合』を創設したが、91年に北朝鮮を訪問、故・金日成主席と会談もしている。

 葬儀は、同教会の聖地とされる「清心平和ワールドセンター」で15日に執行。葬儀委員長は文氏の7男で「統一教会世界会長」を務める文亨進氏。

 統一教会は現在約200国で活動しているとされ、米紙『ワシントン・タイムズ』やニューヨーク・マンハッタンの「ニューヨーカーホテル」も所有していると言われる。

 統一教会は、日本では「子どもを洗脳された」とする信者の家族との間でのトラブルが社会問題化している。





統一教会創始者・文鮮明氏が死去 霊感商法が社会問題に

2012年9月3日10時10分
 世界基督教統一神霊協会(統一教会)の創始者、文鮮明(ムン・ソンミョン)氏が3日未明、韓国・京畿道加平郡の病院で死去した。92歳だった。統一教会は信者の合同結婚式で知られるほか、不安をあおってつぼや印鑑などを買わせる「霊感商法」とのかかわりが指摘され、日本で大きな社会問題になった。

 関係者によると、文氏は風邪をこじらせて肺炎を起こし、8月に入ってソウル市内で入院。同31日に加平の病院に移ったが、危篤の状態が続いていた。

 文氏は1920年、現在の北朝鮮平安北道にある定州で生まれ、戦前、早稲田大学付属早稲田高等工学校電気工学科で学んだ。

 54年に韓国で統一教会を設立し、日本や欧米、南米など各地に拠点を相次いでつくった。メディアや学校のほか、様々な関連企業がある。韓国メディアによると、現在、世界194カ国に約300万人の信者がいるとされる。

 反共主義者として知られたが、91年に訪朝して故・金日成(キム・イルソン)主席と会談し、南北の離散家族再会や経済協力、南北首脳会談、核問題などをめぐって意見を交わしたとされる。

 その後、自動車工場やホテルなど関連企業による事業を中心に北朝鮮との関係を深めた。94年7月の金主席の死去、昨年12月の金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去の際にも教会関係者が訪朝した。

 日本では、霊感商法をめぐって多数の裁判が起こされ、全国霊感商法対策弁護士連絡会などが責任を追及してきた。(ソウル)




統一教会の創始者、文鮮明氏が92歳で死去 韓国

2012.09.03 Mon posted at 09:55 JST
(CNN) 大規模な合同結婚式などで知られる世界基督教統一心霊協会(統一教会)の創始者、文鮮明(ムン・ソンミョン)氏が3日未明、肺炎に関連する合併症で死去した。92歳だった。

統一教会によると、文氏は8月に健康状態が悪化し、ソウル市内の病院の集中治療室に収容されていた。同氏の息子で後継者の文亨進氏はこの時の談話で、同氏が約10年前に米国で心臓手術を受けるなど、いくつもの健康問題を抱えつつ使命を果たしてきたと強調していた。

統一教会系の米紙ワシントン・タイムズも訃報を伝えた。マクデビット社長は記事の中で、同紙は文氏が愛した米国と自由な報道を体現していると述べた。

統一教会は世界各国に信者を持ち、ニューヨークなどでの大規模な合同結婚式で注目を集めてきた。1995年に韓国で挙げた式には36万組のカップルが参加したとされる。文氏は過去、米国で脱税罪により服役したことがあり、03~05年には英国への入国を禁止されていた。