東電、実質国有化=1兆円資本注入
政府の原子力損害賠償支援機構は31日、東京電力の第三者割当増資を公的資金1兆円で引き受け、実質国有化した。
機構は総議決権の2分の1超を保有し、必要に応じて3分の2以上に引き上げることが可能だ。2012年3月期に約5%だった東電の連結自己資本比率は回復し、財務基盤が改善する。
政府は名実ともに東電の経営権を握り、福島第1原発事故の被害者への損害賠償や同原発の廃炉に向けた作業を進めるとともに、経営合理化を徹底させる。(2012/07/31-10:36)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco&k=2012073100301&j4