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2012/01/11

斎藤容疑者、緊急連絡先に近鉄橿原神宮前駅近くのマンションに住む人物の名前を記載

架空連絡先挙げ賃借契約か=「奈良の人物」該当なし-斎藤容疑者

 オウム真理教による目黒公証役場事務長の監禁致死事件で逮捕された元教団幹部平田信容疑者(46)をかくまっていたとして、犯人蔵匿容疑で逮捕された元信者斎藤明美容疑者(49)が、潜伏していた大阪府東大阪市のマンションを契約する際、緊急連絡先として、存在しない人物の名を挙げていた疑いがあることが11日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者によると、斎藤容疑者は2004年に賃借契約した際、マンションを管理する不動産業者に対し、緊急連絡先として、奈良県橿原市の近鉄橿原神宮前駅近くのマンションに住む人物の名前を記載していた。

 しかし、該当者や建物は見当たらず、警視庁は潜伏先を確保するため、架空の連絡先をでっち上げたとみて調べている。

 同容疑者は「吉川祥子」という偽名で自宅から約1キロ離れた整骨院に勤務していたが、年齢も偽っていた疑いがあることも判明。近くのビデオ店に提示した整骨院職員としての健康保険証には、実際より6歳若い「昭和43年(1968年)生まれ」と記されていた。(2012/01/11-12:20)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012011100049