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「文科省が発表しているのは、各地の測定所から送られてくる数値を集めたもの。測定する場所に決まりはないので、測定器が公共施設や研究施設の屋上にとりつけられているところもあります」

専門家が再測定 東京・葛飾区の放射線量は政府発表の5倍
2011.05.20 16:00
4月19日、文部科学省によって、校舎・校庭を利用する際の放射線量の暫定目安「年間20ミリシーベルト」が定められた。これに対し、「日本医師会」は5月12日、「子供に対し、国の対応はより慎重であるべきだ」として、その数値の引き下げ、つまり基準をより厳しくするよう求める見解を発表した。

そもそも文科省の基準は、国際放射線防護委員会(ICRP)が3月21日に出した「今回のような非常事態が収束した後の参考レベルとして、1~20ミリシーベルト/年の範囲で考えることも可能」という声明に基づいたものだが、文科省は1~20のうち、その最大値をとっている。

では、20ミリシーベルトと1ミリシーベルト。この2つの値には一体、どれくらいの違いがあるのだろうか。あくまで単純な計算だが、1日24時間屋外にいると仮定した場合、年間20ミリシーベルトは1時間あたりに換算すると、2.283マイクロシーベルトとなる。一方、年間1ミリシーベルトは1時間あたり0.114マイクロシーベルトとなる計算だ。


新光製糖、日新製糖と経営統合で上場廃止

新光製糖、日新製糖と経営統合で上場廃止
公開日時2011/5/20 13:23
【日新製糖と経営統合で上場廃止】10月に株式移転で持ち株会社を設立し経営統合。9月に上場廃止予定。




新社長 日新製糖 住井昌三氏
 住井昌三氏(すみい・まさみ) 71年横浜市大商卒、住友銀行(現三井住友銀行)入行。00年日新製糖入社、07年6月から専務。広島県出身。62歳。

 石本恒久社長は退任。6月28日付。

(2011年4月29日 読売新聞)



みずほ銀行大規模システム障害、第三者委員会が調査報告書を公開

みずほ銀行が障害報告書を公開、多重ミスが障害長期化を招く 2011/05/20

 みずほ銀行は2011年5月20日、同行が3月に起こしたシステム障害に関する調査報告書を公開した。報告書は、夜間バッチ処理においてオペレーションミスが多重に発生したことや、システムの処理上限を1988年のシステム稼働以来見直さなかったこと、コンテンジェンシープラン(トラブル発生時の行動計画)に不備があったことなどが、長期の障害を招いたと指摘している。

 調査報告書は、弁護士などからなる第三者の「システム障害特別調査委員会」がまとめた。みずほ銀行では本調査を受けて、近日中にも再発防止策や経営体制の刷新などを発表する予定。


女子高生に対する強要未遂容疑で山口国対のイメージソング歌手の男性(28)を逮捕

山口国体イメージソング歌手 女子高生にH強要未遂
 女子高校生を脅してわいせつ行為をさせようとしたとして、山口県警柳井署は19日、強要未遂容疑で柳井市の歌手の男(28)を逮捕した。男は10月に開かれる山口国体のイメージソングを歌っており、開会式にも出演する予定だった。山口県国体局は「代役を検討したい」としている。

 逮捕されたのは、山口県内を中心に音楽活動をしていた武田裕也容疑者。

 逮捕容疑は、2月12日、当時18歳だった県内の女子高校生に「卒業できなくなるぞ」などと携帯電話のメールを送り付けて脅迫し、面会やわいせつ行為を強く求めた疑い。

「浅い部分と深い部分で性質の違う破壊が起きる奇妙なメカニズムだ。プレート境界の地震の発生パターンを予測する上で貴重なデータ」

大地震の震源域で4回の破壊 「過剰滑り」で大津波か

 東日本大震災は海側と陸側のプレート(岩板)境界の震源域で、浅い部分と深い部分を往復するように4回に分かれて破壊が進んだとする解析結果を、東大大学院理学系研究科の井出哲准教授(地震学)がまとめた。19日付の米科学誌サイエンスの電子版に発表した。

 大津波と、大きな揺れを引き起こす性質の破壊に分かれ、震源域の浅い部分では蓄積されたひずみを解放する以上の破壊が進む「ダイナミックオーバーシュート」(動的過剰滑り)と呼ばれる現象も発生、巨大津波を起こしたとみられることも分かった。

 井出准教授は「浅い部分と深い部分で性質の違う破壊が起きる奇妙なメカニズムだ。プレート境界の地震の発生パターンを予測する上で貴重なデータ」としている。

 米スタンフォード大と共同で、世界各地の地震計でとらえた地震波を基に解析。それによると、破壊のプロセスは(1)地震発生から3秒は緩やかな初期破壊(2)その後40秒かけ、深部に向かい破壊(3)さらに60秒後にかけ、浅い海溝部分が大きく壊れダイナミックオーバーシュートが発生。巨大津波を引き起こす(4)その後90秒後にかけ再び深部に向け破壊進行―としている。

 このうち、陸地に大きな揺れをもたらした高周波の地震波を伴ったのは、深部で進んだ2回だけという。初期破壊が始まった深さは約25キロ、破壊の最も深い部分は約40キロとみられる。

 プレート境界の地震は通常、陸側のプレートが海側に乗り上げる逆断層型だが、大震災直後には陸側がずれ落ちるような正断層型のマグニチュード(M)6以上の余震が2回発生。井出准教授は「滑りすぎたプレート境界が元に戻ろうとしたためではないか。滑りがいかに大きかったかを示す」としている。

2011/05/20 03:02 【共同通信】