28日、菅首相発言要旨 (対同行記者団)
首相発言要旨
【ブリュッセル時事】菅直人首相が28日、ブリュッセルで同行記者団に述べた要旨は次の通り。
-内閣不信任決議案が可決した場合の対応は。
国会で復興基本法案、内閣法改正案など重要案件の審議をお願いしている。国民も一定の理解を示している。民主党内もこうしたときだから、一致結束した行動を取ってもらえると信じている。
-可決した場合の衆院解散の可能性は。
党内が一致した行動を取ると信じている。それ以上の想定はしていない。
-造反者は除名などの処分か。
そうならないと信じている。
-参院で首相問責決議案が可決された場合は。
仮定してどうこう言うのは早すぎる。
-小沢一郎民主党元代表や鳩山由紀夫前首相ら代表経験者に会う考えはないか。
鳩山氏からは少し前に原発冷却方式の話があった。広く代表経験者と話すことがあればありがたい。(鳩山氏からは)進行状況に合わせてもう一度話を聞かせていただく。
-小沢氏が首相退陣を求めた。
コメントすることは控えた方がいい。
-福島第1原発での海水注入の経緯で情報が混乱したが。
結果として情報が正確に伝わらなかったことは、全体として責任を感じている。
-第1原発所長の処分は必要ないか。
原発を直接運転する責任者が判断することを法律は認めている。結果として注入を続けたこと自体は間違いではない。
-今国会で特例公債法案を成立させられるか。
特例公債法案はこれからの財政運営、予算執行にとって不可欠だ。国民の生活、復旧・復興に資するためどうしたらいいか、真摯(しんし)に(野党と)相談したい。
(2011/05/28-22:26)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011052800269