3月25日 17時19分
給与振り込みなどが大量に滞るシステムトラブルを起こした大手銀行のみずほ銀行に対し、金融庁は、トラブルの原因などについて、来週にも報告するよう求める方針で、今後、行政処分を検討していくことにしています。
みずほ銀行は、今月15日以降、システムトラブルが相次ぎ、給与振り込みなどが大量に滞ったり、ATM=現金自動預け払い機が全国で使えなくなったりするなど、個人の利用客や取引先の企業に影響が広がりました。
こうした事態を受けて、金融庁は一連のトラブルの影響が全国に広がっていることを重くみて、トラブルの詳しい原因のほか、影響の拡大を食い止められなかった業務運営の問題点などについて、来週にも法律に基づいて報告を求める方針です。
そのうえで、今後、業務改善命令などの行政処分を検討することにしています。みずほグループは、平成14年にも大規模なシステムトラブルを起こしており、金融庁から業務改善命令を受けています。