10.12.2010, 17:10
露外務省は9日、露米間で08年に結ばれた原子力平和利用協定の米国上院での批准を歓迎する声明を表した。
露外務省によると、同協定は使用済み核燃料と放射性廃棄物の処理、イノベーション技術の導入、核と放射性物質の安全確保の各分野での、大規模研究の実施条件を定めたもの。外務省は、「協定の実現は、平和的核エネルギーの着実な発展を保障し核不拡散体制の強化を目指した、露米の効果的な相互協力の可能性を開く」との確信を示した。
同協定はプーチン政権末期の08年5月6日に締結された。米議会では数日後に批准手続きが始まったものの、同年8月の南オセチア紛争を受けてブッシュ前大統領が差し戻しを決定。10年5月にオバマ大統領によって再び議会に提出された。
http://japanese.ruvr.ru/2010/12/10/36568016.html
米ロ原子力協力動向
http://www.jaea.go.jp/04/np/archive/nptrend/2010-06-15/nptrend_03-02.pdf