ページ

2010/11/27

アフガン政府との和平秘密協議に参加したタリバンNo2マンスール師は偽物



27.11.2010, 16:32 ロシアの声
NATOとアフガン政府 タリバン幹部の偽者と協議

 北大西洋条約機構(NATO)とアフガニスタン政府は、同国反政府勢力「タリバン」の幹部を名乗る人物と和平交渉を実施したが、偽者だったことが明らかとなった。

 英マスコミの情報によると、タリバンとの妥協およびアフガニスタンからの部隊撤退を目指すNATO指導部は、タリバン幹部の偽者と協議を実施するという結果になった。

 パキスタンでは5月、情報局秘密情報部の諜報員が、タリバン第2の指導者と呼ばれるマンスール師との交渉の場を設けた。協議実施のために同氏には賄賂が支払われ、カルザイ大統領と会談するために、この人物は数回にわたりカブールを訪れたが、本物のマンスール師を知るアフガニスタン政府の職員が同氏と会った後で偽者であることが発覚したと伝えられている。

 この人物は、タリバン指導部が潜伏しているパキスタン・クエッタの商店の主、あるいはタリバン下層部の司令官、または詐欺師だったとの複数の説がある。
http://japanese.ruvr.ru/2010/11/27/35743608.html





秘密協議に偽タリバン幹部 アフガン大統領にも面会

 【カブール共同】22日の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、アフガニスタン政府と和平に向けた秘密協議を行った反政府武装勢力タリバンの幹部が偽者だったと報じた。米高官らの情報としている。

 同紙によると、偽者だったとされるのは旧タリバン政権で航空・観光相を務めたマンスール師を名乗っていた男性で、身元は分かっていない。多額の現金を受け取った上で、これまでにアフガン政府側と3回協議。北大西洋条約機構(NATO)の航空機で首都カブールを訪れ、カルザイ大統領とも面会したという。

 マンスール師を知っていた別の男性が3回目の協議に参加した際、外見が似ておらず、同一人物とは思えないとアフガン高官に伝えた。米高官らは偽者だったと断定したが、同紙は最終的な根拠は不明としている。

 偽者はタリバン側に送り込まれたとの説のほか、タリバンを支援してきたとされるパキスタンの情報機関が派遣した可能性も指摘されているという。
2010/11/23 20:24   【共同通信】