【ソウル=仲川高志】韓国の李明博(イミョンバク)大統領は25日、青瓦台(韓国大統領府)で、緊急の安全保障経済点検会議を開いた。北朝鮮の近接海域で、砲撃を受けた延坪島など5島の戦力配置を増強することなどを決めた。
青瓦台の洪相杓(ホンサンピョ)広報首席秘書官によると、会議ではこのほか、〈1〉北朝鮮の武力挑発に積極的に対応できるよう、韓国軍の交戦規則の見直し〈2〉民間団体による対北朝鮮支援の許可の是非を検討〈3〉対中外交の強化――などの方針を決めた。開城(ケソン)工業団地を除く南北交易・交流の中断措置を維持することも確認した。会議には外交、安保、経済関連の閣僚らが出席した。
(2010年11月25日13時21分 読売新聞)