2010/11/29 20:25 【共同通信】
中国民主活動家、秦永敏氏が出所 劉氏妻が代理出席要請
【香港共同】香港の人権団体、中国人権民主化運動ニュースセンターによると、中国で野党結成を目指したため政権転覆扇動罪に問われ、1998年に懲役12年の判決を受けた中国湖北省武漢市の民主活動家、秦永敏氏(57)が29日、刑期を終えて出所した。
同センターによると、秦氏はノーベル平和賞受賞が決まった服役中の活動家、劉暁波氏の妻劉霞さんから12月の授賞式への代理出席を要請されている。だが中国当局の妨害は必至で、出席はほぼ不可能とみられる。
秦氏は過去にも8年間投獄されたほか、2年間の労働矯正処分を受けた経験もあり、獄中生活は計22年。出所に際し、中国政府に人権状況改善と政治改革を求める声明を出した。
秦氏は79年の民主化運動「民主の壁」に参加し、反革命罪で8年間服役。93年には複数政党制の導入などを求める「平和憲章」を発表、2年間の労働矯正処分を受けた。
2010/11/29 20:25 【共同通信】