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2011/05/03

同施設で現在行われている作業は、古くなった原子炉の閉鎖のほか、核燃料リサイクルや核廃棄物処理など。

英警察:核燃料再処理施設付近で5人の身柄拘束-テロ対策法適用(1)
 5月3日(ブルームバーグ):英警察当局は2日午後、テロリスト対策法に基づき、イングランド北東にある廃炉された原子炉付近で男性5人の身柄を拘束した。

  マンチェスターの警察当局が電子メールで配布した声明によると、ロンドン出身で20代の5人が、カンブリア州にあるセラフィールド核燃料再処理施設付近で身柄を拘束された。

  5人は3日朝にマンチェスターに移送され、テロリスト対策担当の取り調べを受けているという。警察によれば、まだ起訴されておらず、捜査はまだ初期段階。これ以上の詳細は明らかにされていない。


  ウェブサイトによると、ウィンドスケールの名称で知られていたセラフィールド再処理施設は、2003年に閉鎖されるまでほぼ50年にわたり発電してきた。同施設で現在行われている作業は、古くなった原子炉の閉鎖のほか、核燃料リサイクルや核廃棄物処理など。

  警察関係者は、身柄拘束について「現時点では、パキスタンで起こった最近の出来事との関連性はないと認識している」と語った。

更新日時: 2011/05/03 22:32 JST








イギリスでテロ対策法に基づき5人逮捕
 イギリス中部の原子力関連施設の近くで、20代の男5人がテロ対策法に基づいて逮捕されました。イギリスは、ビンラディン容疑者の殺害を受けて報復テロへの警戒を強めていました。

 警察によりますと、テロ対策法に基づいて逮捕されたのは、ロンドン在住の20代の男5人です。5人は2日午後4時半頃、イギリス中部・セラフィールドの使用済み核燃料再処理施設の近くで、施設を警備していた警察官に逮捕されました。

 イギリスのBBCは、5人はバングラデシュ系で写真を撮っていたとみられると報じていますが、今のところ警察から詳しい発表はありません。警察は、ロンドン東部で関連する住宅4軒の捜索も行ったということです。

 イギリス政府は、ビンラディン容疑者の殺害を受けて世界各地の大使館に警備の見直しを指示するなど、報復テロへの警戒を強めていました。警察は、逮捕した5人について「現段階では、パキスタンでの出来事との関係は把握していない」としています。

 BBCによりますと、施設にはおよそ100トンのプルトニウムが備蓄され、軍事用に転用された場合、数千個の核兵器が製造できるとも言われています。(03日23:49)