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2010/12/18

藤本勝也弁護士、示談を示唆

元暴走族リーダー側「円満に」と示談示唆2010年12月18日

 歌舞伎俳優市川海老蔵(33)に殴打されたと主張する元暴走族グループリーダー、T・I氏が被害届を提出しない可能性が17日、高まった。


 この日午後、藤本勝也弁護士が「T・I君はとことん法的に決着をつけるということではなく、円満な方向で解決に向かうことを望んでいます」と、示談を示唆するファクスをマスコミ各社に送った。T・I氏が「円満な方向で解決を望む」理由については「自身のことより、後輩の(傷害容疑で逮捕された伊藤)リオン君が現在温かい家庭を築いているのに、刑事処分がどうなるかを心配しております」と説明している。

 取材陣に対応した藤本弁護士は示談の可能性について「こちらの意向としてはそういう方向。お互いそれが一番いいのでは」と認めた。「年内には解決しないといけないでしょう」と早期決着を望み、会見についても「年内だね」とした。また、T・I氏について「イケメンに近いかな。体格はいいけど、言われているような粗暴な人間じゃない。武勇伝はあったかもしれないが、口数は少ないし、本質的には礼儀正しい人」と説明した。

 一方、T・I氏が新しく指名した弁護士と伊藤容疑者の代理人は同一人物でないことを認めた上で「今後は新しい弁護士さんにすべてを引き取ってもらいたい」とし、藤本弁護士は身を引く意向も明らかにした。