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2012/07/20

李英鎬前軍総参謀長が解任された時、崔竜海軍総政治局長配下の兵士と李氏の護衛兵の間で交戦か  朝鮮日報

軍トップ解任時、北で武力衝突発生か…韓国紙


【ソウル=門間順平】韓国紙・朝鮮日報は20日、韓国政府関係者らの話として、北朝鮮の李英鎬(リヨンホ)前軍総参謀長が解任された時、崔竜海(チェリョンヘ)軍総政治局長配下の兵士と李氏の護衛兵の間で武力を使った衝突があり、李氏側の約20人が死亡したとの情報があると伝えた。
 消息筋の一人は「李氏本人が負傷、死亡した可能性も否定できない」としている。

 報道によると、衝突は金正恩(キムジョンウン)第1書記が李氏の解任を決定し、崔氏側が李氏を隔離しようとした際に起きた。崔氏は、金正日(キムジョンイル)総書記の妹婿で正恩氏の後見人役の張成沢(チャンソンテク)党政治局員に近く、4月の軍総政治局長就任後は李氏を監視し、身辺を内偵していたという。

 李氏は15日付で「病気」を理由に党役職を電撃解任され、18日には軍総参謀長職も玄永哲(ヒョンヨンチョル)氏に交代したことが明らかになっている。

(2012年7月20日13時03分  読売新聞)