「党しのぐ独断専行」と批判=重慶前トップに捜査妨害・指導責任-中国
【北京時事】中国共産党中央が、先に解任した薄熙来前重慶市共産党委員会書記に関し、米総領事館に駆け込んだ元腹心・王立軍前公安局長への「主要な指導責任」のほか、薄氏の家族の不正を追及しようとした王氏の捜査妨害、規定を無視した王氏の公安局長解任を問題点として挙げていたことが23日までに分かった。その上で「個人が党組織をしのぐ独断専行を断固防止しなければならない」と薄氏の政治手法を強く批判した。
胡錦濤国家主席直属の党中央弁公庁が、薄氏が解任された15日に各党組織に発出した内部通知や党関係者の話で分かった。
それらによると、王氏駆け込みの発端は1月28日。公安局長だった王氏が「捜査している重要案件にあなたの家族が関係している。圧力を受け、辞表を出した捜査員もいる」と薄氏に報告すると、薄氏は激怒した。
2月1日には公安省に意見を求めずに王氏を公安局長から外し、薄氏の妻ら家族の関係した「重要案件」の捜査幹部を拘束。その結果、王氏は、身の危険を感じて四川省成都の米総領事館に駆け込み、政治亡命を申請。胡主席の派遣した国家安全省幹部に説得され、北京に8日移送された。(2012/03/23-16:54)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201203/2012032300667
富士山噴火は近い?
過去にも巨大地震が周辺火山の活動刺激
2012/3/23 15:40
富士山噴火もありうる―こう警告するのは内閣府の火山防災対策検討会の座長を務める藤井敏嗣・東大名誉教授だ。21日(2012年3月)に開かれた火山防災対策の検討会でも論議されたのが、「過去M9クラスの巨大地震の後、それに誘発されたと考えられる噴火が必ず起きている」という事実。藤井教授は昨年の三陸沖巨大地震から「富士山の噴火も起こりうる」というのだ。
公安出身者を副市長に選出 中国重慶市 解任の王立軍氏の後任
2012.3.23 14:47 [中国]
中国重慶市人民代表大会(議会)の常務委員会会議は23日、公安省で長年捜査官を務めた元青海省副省長の何挺氏を重慶市副市長兼公安局長に選任した。地元メディアが伝えた。
米総領事館への駆け込み事件で重慶市副市長を解任された王立軍氏の後任の形。重慶市トップを解任された薄煕来氏と王氏が主導した暴力団一掃に対し、法律無視の行き過ぎた捜査が横行していたとの批判が強まる中、重慶市の公安部門を刷新する狙いがある。
何氏は、公安省では刑事捜査局長などを歴任。2007年から甘粛省公安庁長などを務め、09年からは青海省副省長と同省公安庁長を兼任していた。(共同)