'12/3/19
手配容疑者出国させる 東京入管、羽田でミス
東京入国管理局は19日、警視庁が逮捕状を取り国外逃亡しないよう手配していた中国籍の男(31)を、羽田空港の出国審査で係官が気付かず、出国させていたことを明らかにした。男は再入国し、既に逮捕された。
東京入管によると、警視庁が入管難民法違反(資格外活動ほう助)の疑いで男の逮捕状を取り、警察庁を通じて入管に手配。旅券などから審査時に手配の有無が分かるようになっていたが、係官が見落としていた。
男は1月28日に出国。2月5日に再入国した。
2010年以降、同様に手配されていた7人が出国審査をすり抜けたことが判明している。
東海原発で放射性廃液漏れ=外部流出を調査-日本原電
日本原子力発電は19日、廃炉作業中の東海原発(茨城県東海村)で、汚染した防護服を洗浄した廃液が建屋内に漏れているのを見つけたと発表した。経済産業省原子力安全・保安院は、外部に漏れ出した可能性は低いとする一方、流出がないか調査するよう同社に指示した。
同社は廃液をためたタンクの水位低下を17日に確認したが、流出先の特定に2日ほどかかっており、保安院は口頭で注意した。
日本原電と保安院によると、廃液漏れが見つかったのは放射性廃液処理建屋地下のバルブ室。同社は14日、防護服などを洗浄した廃液の貯槽から、処理のため上澄み液を別のタンクに移送したが、15日以降、このタンクの水位計が低下傾向を示した。同社は水位計の故障などを調べ、17日にタンク内の水位が実際に低下したと断定。19日午後、タンクと配管がつながっているバルブ室の床面で水たまりを見つけた。(2012/03/19-22:43)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201203/2012031900853