経済産業省原子力安全・保安院は5日、東京電力福島第1原発の事故が発生してから1週間後、保安院などの分析チームが1~3号機で「炉心はすでに溶融している」という分析結果をまとめていたと発表した。この報告書は当時公表しておらず、「保安院内で情報を共有するためのものだった」と説明している。
保安院によると、分析チームは昨年3月18日、1~3号機について「炉心はすでに溶融し、外部から注水を続ける限りは安定した状態が継続していると評価する」とまとめた。4号機の使用済み燃料プールが損傷した場合の影響なども検討し「現在注力すべきは、燃料プールの水位回復」と報告した。
2012/03/05 19:41 【共同通信】
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2012/03/05
保安院、3月18日午後2時45分時点で1-3号機原子炉の「炉心はすでに溶融している」と分析
保安院「炉心すでに溶融」と分析 事故発生から1週間後
少なくとも5人が福島県の避難区域内で餓死した疑い いずれも痩せ細った状態
福島 避難区域で餓死の疑い
3月5日 18時8分
3月5日 18時8分
東京電力福島第一原子力発電所の事故で設定された福島県の避難区域内で、自宅などに取り残されて餓死した疑いの強い人が少なくとも5人いることがNHKの取材で分かりました。
警察や遺体の状況を調べた医師は、自力での避難や助けを求めることができず、取り残された可能性があると指摘しています。
京都市、伏見区の太陽光発電所建設事業者にソフトバンクと京セラを選定
ソフトバンク:京都市伏見区に大規模太陽光発電所建設へ
京都市は5日、ソフトバンクの孫正義社長が進めるメガソーラー(大規模太陽光発電所)計画で、同市伏見区に約4200キロワットの太陽光発電所を建設すると発表した。ソフトバンクが東日本大震災後に打ち出したメガソーラー計画で、設置場所や規模が決まるのは初めて。実現すれば京都府内初のメガソーラーになる。
ソフトバンクの100%子会社「SBエナジー」が4月、市有地約9ヘクタールに着工し、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度が始まる7月から順次運転を開始する。出力約4200キロワットは、一般家庭約1000世帯分の電力に相当する。太陽電池は京セラ製を採用した。京都市は発電事業が黒字になるまで地代を無料にする。
ソフトバンクは自治体と協力し、約800億円を投じ国内10カ所以上にメガソーラー建設を構想。35道府県約200カ所以上の候補地で選定を進めていた。【宇都宮裕一、太田裕之】
毎日新聞 2012年3月5日 12時24分(最終更新 3月5日 13時22分)