4号機燃料プールが冷却停止、非常用電源故障か
東京電力は30日、福島第一原子力発電所4号機で、使用済み燃料プールの異常を知らせる警報が鳴り、冷却が自動停止したと発表した。
停電に備えた非常用電源の故障が原因とみられ、予備系統の冷却装置も起動できなかった。東電によると、1日にも復旧する見通し。30日午後6時現在、プール水温は36・6度。毎時約0・3度上昇しており、保安規定で定めた上限の65度に達するまで4日程度の余裕がある。
(2012年6月30日20時48分 読売新聞)
東京電力は30日、福島第一原子力発電所4号機で、使用済み燃料プールの異常を知らせる警報が鳴り、冷却が自動停止したと発表した。
停電に備えた非常用電源の故障が原因とみられ、予備系統の冷却装置も起動できなかった。東電によると、1日にも復旧する見通し。30日午後6時現在、プール水温は36・6度。毎時約0・3度上昇しており、保安規定で定めた上限の65度に達するまで4日程度の余裕がある。
(2012年6月30日20時48分 読売新聞)
東京電力は27日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋地下で、建屋内では過去最大の放射線量となる毎時1万300ミリ・シーベルトを計測したと発表した。
作業員の年間被曝(ひばく)限度である50ミリ・シーベルトにわずか約20秒で達し、約6分で嘔吐(おうと)などの急性症状が出る。廃炉に向け、建屋地下では汚染水の漏えい場所の特定や修復が必要だが、東電は「作業員が入れるレベルではなく、ロボットを使った難しい作業になる」と話す。
計測は、配管が通る1階の貫通口から内視鏡と線量計を入れて実施。地下階には、格納容器下部の「圧力抑制室」があるが、カメラでは損傷は確認できなかった。汚染水の深さは約5メートルで、線量は地下階に入った段階で約30倍の毎時625ミリ・シーベルトにはね上がり、汚染水の水面近くで最高を記録した。2、3号機の建屋地下階の10倍以上の線量になる。東電は「1号機は炉心損傷が最も深刻で、放射性物質が地下に多く流れ込んだ」と分析する。
(2012年6月27日23時03分 読売新聞)
水素爆発で大きく壊れ耐震性が懸念されている福島第一原子力発電所4号機で、東京電力が建屋の外壁の膨らみによる傾きをさらに調べた結果、先月の調査より大きな傾きが新たに見つかりました。
オウム真理教による地下鉄サリン事件で、殺人容疑などで逮捕された高橋克也容疑者(54)が警視庁の調べに対し、2010年頃、高橋寛人容疑者(41)(犯人隠匿容疑で逮捕)に300万円を渡した経緯について、「菊地直子容疑者の身元を知った暴力団への口止め料として脅し取られた」と供述していることがわかった。
同庁は、高橋克也容疑者の供述内容について慎重に調べている。
オウム真理教による地下鉄サリン事件の殺人容疑などで逮捕された元教団信者高橋克也容疑者(54)が、サリン事件の前夜に元教団幹部井上嘉浩死刑囚(42)から「これから騒ぎを起こすと聞いた」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。高橋容疑者は実行犯を車で送迎する役割を担ったとされ「教団幹部の指示でやったが、目的については一部知らなかった」とも供述しており、警視庁捜査一課は当時の状況について調べている。
地下鉄サリン事件で特別手配され、15日逮捕されたオウム真理教元信徒の高橋克也容疑者(54)が、今月4日に川崎市内の潜伏先から逃走する際、教団発行の書籍十数冊を持っていたことが警視庁への取材でわかった。同庁は、教団に帰依する心を今も失っていない可能性が高いとみている。
警視庁によると、高橋容疑者は4日、市内の大型スーパーで購入したキャリーバッグを持って勤務先社員寮から逃走。逮捕後の供述から、JR鶴見駅西口の貸しロッカーに預けてあることが分かり、押収したバッグの中から教団発行の書籍十数冊や宗教関連の本15冊程度を発見した。
教団元代表・松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(57)=地下鉄サリン事件の殺人罪などで確定=の著作である「マハーヤーナ・スートラ」「イニシエーション」なども含まれていた。バッグは6日か7日にロッカーに預けたが、8日に警視庁がバッグの画像を公開したため、入れたままにしていたという。
地下鉄サリン事件の殺人容疑などで逮捕された元オウム真理教信者高橋克也容疑者(54)が逃走直前に購入し、コインロッカーに保管していたキャリーバッグから、教団元代表松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚(57)の写真が数枚見つかっていたことが16日、捜査関係者への取材で分かった。
高橋容疑者は「(逮捕された事実について)まだ理解できません」と供述。バッグからは教団発行の本十数冊も見つかっており、警視庁は同容疑者が今も松本死刑囚を信仰している疑いがあるとみて調べる。(2012/06/16-12:25)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012061600158
高橋克也容疑者(54)が逮捕されたことを受け、オウム真理教の反主流派団体「ひかりの輪」の上祐史浩代表(49)が15日、大阪市内で記者会見し、「事件の真相を明らかにしていくことを望む」と述べた。逃亡の援助など関与は「一切無い」とした。
市内の道場で逮捕の知らせを聞いたという上祐氏は「緊張状態が続いていたのでホッとした。問題が法廷の中に収まる意味はある」と話した。(2012/06/15-18:44)
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2012061500861
元オウム真理教信者の高橋克也容疑者(54)が見つかった東京・蒲田の漫画喫茶。身分証なしで利用できる「オープン席」にいた同容疑者は、捜査員に気付くと慌てて店を出たが、声を掛けられると、「はい、私が高橋克也です」と素直に認めたという。男性店長(54)が15日午後取材に応じ、逮捕までの経緯を語った。
店長によると、高橋容疑者は同日午前6時すぎに来店。割引券を差し出し、オープン席の利用を希望した。座ったのは3方向が壁に囲われ、通路から死角になるリクライニングシート。新聞や漫画を読んだり、飲み物を飲んだりして過ごしていたという。
警視庁は15日午前、地下鉄サリン事件で特別手配されていたオウム真理教の元幹部・高橋克也容疑者(54)を殺人などの疑いで逮捕した。17年間の逃亡生活を終えた高橋容疑者は、警視庁の調べに対し、「幹部の指示でやりました」と容疑をほぼ認めている。
警視庁によると、15日午前8時半頃、大田区西蒲田の漫画喫茶から「高橋容疑者に似ている人がいる」と警視庁に通報があり、午前9時15分頃に捜査員が駆けつけ、身柄を確保した。捜査員が「高橋か」と問いかけたところ、「高橋克也」と答えたという。
当時の格好は、半袖の薄いグレーのシャツ、青色のジーパン、茶色い靴で、いずれも新しいものではなく、無精ひげをはやしていた。逮捕状の読み上げの際、高橋容疑者は目を見開いたまま微動だにせず、捜査員が「逮捕する」と告げると無言でうなずいたという。
高橋容疑者は、警視庁の調べに対し、「幹部の指示でやりました。目的は一部知らなかったこともあります」と容疑をほぼ認めている。また、所持金については「470万円くらいあります」と話しているという。
一方、逃走当日に川崎市内の大型スーパーで購入したキャリーバッグについては、「JR鶴見駅のコインロッカーに入れてあり、その中には衣類と本と携帯電話が入っている」と話しているということで、警視庁が確認を急いでいる。
オウム真理教の一連の事件で特別手配されていた最後の1人、高橋克也容疑者(54)が15日朝、東京・大田区の漫画喫茶で確保され、警視庁は本人と確認したうえで殺人などの疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、オウム真理教の信者だった高橋克也容疑者(54)です。
高橋容疑者は平成7年3月に起きた地下鉄サリン事件でサリンを発生させた豊田亨死刑囚の逃走を支援したなどとして特別手配されていました。
経済産業省原子力安全・保安院は14日、東京電力福島第1原発事故で発生した汚染水から放射性セシウムを取り除くフランス・アレバ社の装置から、少なくとも3トンの汚染水が漏れたと発表した。敷地外への流出はないという。
保安院によると、汚染水の放射性物質濃度は1立方センチ当たり約480ベクレル。14日朝に装置の異常を示す警報が鳴り、装置周辺に汚染水が深さ1センチ前後たまっていた。
アレバ社の装置は水漏れなどのトラブルが相次いだため稼働を停止していたが、装置内のセシウムを除去するため、5月下旬から水を循環させる作業を進めていた。
2012/06/14 21:37 【共同通信】
オウム真理教による地下鉄サリン事件で特別手配中の高橋克也容疑者(54)の行方について手掛かりをつかむため、警視庁は14日、出家前まで住んでいた横浜市港北区の実家を殺人容疑などで捜索した。
公安調査庁も同日、団体規制法に基づき、横浜市神奈川区にあるオウム真理教主流派「Aleph」(アレフ)の施設を立ち入り検査した。
警視庁関係者らによると、高橋容疑者の実家は、今月4日まで潜伏していた川崎市川崎区の建設会社社員寮から西に約10キロ離れた住宅街にあり、高橋容疑者は、オウム真理教に入信し出家した1986年まで両親と同居。その後、94年の父親の葬儀の際に一度だけ姿を見せたことがあるという。
母親が昨年9月に亡くなったことから、現在は空き家になっているが、同庁は捜索を通じ、高橋容疑者の逃走先につながる手掛かりを捜すほか、逃走後に立ち寄っていないかどうかを確認する方針。
また、高橋容疑者と菊地直子容疑者(40)(殺人容疑などで逮捕)が、別居した後も連絡を取っていたことが新たに分かった。菊地容疑者の供述などによると、菊地容疑者は2007年春、男(41)(犯人隠匿容疑で逮捕)と東京都町田市内のアパートで同居するため、それまで高橋容疑者と2人で潜伏していた川崎市幸区のマンションを出たが、しばらくして、高橋容疑者に「別の男の人と暮らしています」と携帯電話で連絡したという。
(2012年6月14日17時45分 読売新聞)
地下鉄サリン事件で特別手配されていた菊地直子容疑者(40)の逮捕から一週間。警察の大捜査線をかいくぐって依然、逃亡を続けているのが、高橋克也容疑者(54)だ。捜査関係者によると、警視庁は一時、高橋容疑者と数百メートル圏内にまで接近。身柄確保のチャンスがあった。しかし、確保しきれなかった警視庁は、積極的に防犯カメラの画像を公開、国民一人一人の目や耳も包囲網に加え、威信をかけて行方を追っている。
「確保できる可能性は大いにあった」。捜査員の一人は悔しさをにじませた。警視庁は三日夜、菊地容疑者を殺人容疑などで逮捕。続いて菊地容疑者をかくまっていた男(41)を犯人蔵匿(ぞうとく)容疑で四日未明に逮捕した。男の供述から、高橋容疑者が住んでいたアパートの情報がもたらされた。
6月2日、熊本県の幣立神宮にて開催された「ミロクの世への実践道場at 幣立神宮 世界平和道場」に登場し、講演を行った木村方子(まさこ)さん。『育みはぐくまれ』(グラフ社)、『古くて新しい奇跡の言葉「いただきます」』(青春出版社)などの著書も持つ彼女は、SMAP・木村拓哉の実母でもある。
オウム真理教の菊地直子容疑者(40)をかくまったとして逮捕された男が、「6年ほど前に高橋克也容疑者の潜伏先に行ったら現金が1000万円以上あった」と話していることが分かりました。
犯人蔵匿容疑で逮捕された高橋寛人容疑者(41)は約6年前、川崎市のアパートで、当時、一緒に潜伏していた菊地容疑者と高橋克也容疑者(54)に会っていました。
その後の警視庁への取材で、寛人容疑者が「アパートの部屋には現金1000万円以上があった。使い古された紙幣ばかりだった」と供述していることが新たに分かりました。菊地容疑者は現金について、「逃走中に克也容疑者と働いて貯めたもの」と話しています。警視庁は、2人に教団から逃走資金が提供されたとみて調べるとともに、克也容疑者は信用金庫で引き出した238万円のほかにも多額の現金を持って逃走しているとみて行方を追っています。
殺人容疑などで逮捕された菊地直子容疑者が「『櫻井』の偽名は97年ごろから高橋克也容疑者と使っていた」と供述していることが捜査関係者への取材で分かった。さらに、菊地容疑者が名乗っていた「千鶴子」さんは実在し、東京都新宿区役所で住民票を不正取得した疑いがあることも分かった。克也容疑者が偽名に使っていた埼玉県の「信哉」さんと「千鶴子」さんの間に縁戚関係はなかった。
2人の偽名生活は実に15年にも及ぶ。
昨年10月まで約10年間潜伏していた川崎市幸区のアパートに2人で入居する際にも、高橋容疑者は偽名で契約していたが、契約関係書類の連帯保証人や同居人欄にも不正に他人の名前を記載していた疑いも浮上している。
地下鉄サリン事件の殺人容疑で3日に逮捕されたオウム真理教の菊地直子容疑者が、菊地容疑者をかくまったとして逮捕された高橋寛人容疑者と食い違う供述をしていることがわかった。
菊地容疑者は警視庁の調べに対し、特別手配中のオウム真理教の高橋克也容疑者と07年まで、神奈川県のJR川崎駅近くのアパートで同居していたと供述している。アパートの家主によると、契約者は「桜井信哉」という名前の男性で、去年12月まで住んでいたという。
高橋寛人容疑者は警視庁の調べに対し、「2年前にも高橋克也容疑者を目撃した」と話しているということだが、菊地容疑者は「克也容疑者から離れ、寛人容疑者と暮らすようになってからは克也容疑者とは会っていない」と食い違う供述をしていることがわかった。
警視庁は、高橋克也容疑者が川崎市のアパートに去年12月まで「桜井信哉」という偽名を使って住んでいた可能性があるとみて調べている。
地下鉄サリン事件の殺人容疑などで逮捕されたオウム真理教元幹部、菊地直子容疑者(40)が2006年まで、川崎市内のアパートで特別手配中の元教団幹部、高橋克也容疑者(54)と夫婦を装って生活していたことが5日、警視庁への取材で分かった。2人は「桜井」姓を名乗り、数年間にわたり周囲に溶け込みながら暮らしていた。
警視庁は5日、菊地容疑者と、犯人蔵匿容疑で逮捕した会社員、高橋寛人容疑者(41)を東京地検に送検した。
警視庁などによると、川崎市幸区にあるアパートの1階2DKの部屋には、菊地容疑者が使っていた「桜井千鶴子」の偽名と同じ名字の「桜井信哉」を名乗る男が約10年前に入居。昨年末に突然退去していた。
菊地容疑者は「高橋克也容疑者は『桜井信哉』と名乗り、2人で夫婦を装って川崎市内のアパートで同居していた」と供述しているという。
菊地容疑者は05年ごろ、横浜市内の勤務先で高橋寛人容疑者と知り合い、06年ごろ、2人で東京都町田市内のアパートに転居。菊地容疑者は「転居を機に高橋克也容疑者と別れた。その後一切連絡を取っていない」と供述しているという。
一方、高橋寛人容疑者は「2年ほど前、高橋克也容疑者から金を借りたことがある」と話しており、警視庁は高橋克也容疑者が最近までまとまった資金を持っていた可能性があるとみている。
警視庁は川崎市のアパートを家宅捜索し、高橋克也容疑者の指紋が残っていないかどうか調べ、同容疑者がこのアパートで生活していた裏付けを進める方針。
アパート近くに住む男性(24)は「常にカーテンが閉めてあり、明かりが漏れることはなかった。洗濯物が干してあるのも見たことがない」と生活感のない部屋の様子を証言。「物置かと思った。いま考えれば外の目を気にしていたのかもしれない」と話した。無職の女性(77)は「物音が聞こえることがない静かな土地。まさかこんな所に住んでいるとは」と驚いた口調で語った。
携帯電話7台と、菊地直子容疑者が偽名で使っていた「櫻井千鶴子」の名刺、同名義のキャッシュカード…。高橋寛人容疑者宅にあった押収物は潜伏生活でどのような役割を果たしたのか。
携帯電話は、いずれもICカードを抜いた中古品。捜査関係者は「素直に第三者と連絡を取るために持っていたと考えていい」と話しているが、なぜ7台も所有していたのか、名義は誰なのかという謎が残る。
菊地容疑者は福祉施設の仕事中に「櫻井」の名刺を配っており、菊地容疑者とは気付かれないと判断していた様子がうかがえる。
一方、菊地容疑者が勤務していた福祉施設によると、勤務を始めたときには偽名のキャッシュカードを所持しており、その銀行口座に給料を振り込んでいたという。警視庁は、何らかの違法な手段でカードを入手したとみて調べる。
地下鉄サリン事件で殺人などの疑いでオウム真理教の菊地直子容疑者が逮捕されたことを受け、オウム事件を取材してきたジャーナリスト・江川紹子さんは、「(教団元幹部の)平田信被告(=逮捕監禁の罪などで起訴)がようやく捕まり、そして2人目(菊地容疑者)が捕まった。過去の事件をきちんと片づける上では意味があった」と話した。
その上で、「特に彼女が捕まったからといって何か新しいことがわかるということではないと思いますが、(オウム特別手配犯の)高橋克也容疑者がどこに逃げているかということを追いかけるヒントが見つかるとすれば、それは意味があることだと思います」と語った。
警視庁は4日、殺人容疑などで逮捕したオウム真理教元幹部、菊地直子容疑者(40)の現在の写真を公開した。特別手配中の高橋克也容疑者(54)との接点が浮上しており、公開によって情報が得られる可能性があると判断した。
公開された写真は任意同行後に警視庁が撮影した。手配写真や似顔絵と比べるとかなり痩せており、髪はショートカット。眼鏡をかけている。
警視庁は写真を公開した理由を「オウム真理教関連の事件は社会の関心も高く、逃亡中の高橋克也容疑者の所在に関する情報提供につながる」と説明している。
菊地直子容疑者(40)をかくまった犯人蔵匿の疑いで逮捕された高橋寛人容疑者(41)が2年前、特別手配中の元オウム真理教信者高橋克也容疑者(54)と会ったとされる川崎市幸区の賃貸マンション。「まさか…」。住人らは言葉を失った。
マンションは鉄骨コンクリート3階建て計9部屋。インターネットの不動産情報サイトによると、間取りは2DK、家賃は管理費込みで10万円程度とされる。外壁の一部にはピンクのタイルが貼られ、明るい印象だ。
夫婦で3階に住む男性会社員(56)は「まさかこのマンションとは」とショックを受けた様子。
近くの男性(71)は「あそこは人の出入りが激しい。誰が住んでいるかなんて分からない」と話した。
菊地容疑者はこのマンションを出て、2006~10年に高橋寛人容疑者と東京都町田市のアパートで一緒に暮らした。
同じアパートに住む男性(49)によると、2人は「神(じん)」という姓を名乗り、夫婦を装っていた。高橋寛人容疑者が内装の仕事をし、菊地容疑者が手伝った時期もあったという。
菊地容疑者はもの静かで控えめな印象。一緒に酒を飲みに行くと、おつまみを取り分けるなど気配りも見せた。男性は「悪い印象はなかったのに」と振り返った。(共同)
[2012年6月4日22時8分]
地下鉄サリン事件の特別指名手配から丸17年を経過して逮捕されたオウム真理教の元信者、菊地直子容疑者(40)。06年ごろから男と同居し、「櫻井千鶴子(さくらい・ちづこ)」の偽名を使って介護施設で働くなど、逃亡生活の一端も明らかになりつつある。昨年末に警視庁に出頭し逮捕、起訴された平田信被告(47)がマンションで身を潜めていたのとは対照的で、身分を隠しながら社会に溶け込んでいた姿が浮かび上がる。警視庁は教団の組織的な支援の有無の確認を急ぐ。
菊地容疑者をかくまったとして犯人蔵匿容疑で逮捕された自称会社員、高橋寛人容疑者(41)は「自分はオウムとは関係ない」と供述。菊地容疑者の潜伏生活について、最も状況を知る人物とみられるだけに、警視庁は4日午後から改めて詳しく事情を聴く方針。
【ジュネーブ伊藤智永】ローマ法王庁(バチカン)がカネと権力を巡るスキャンダルで激震している。5月24日、法王庁の財産管理組織「宗教事業協会」(バチカン銀行)のゴティテデスキ総裁が「不適切な業務の遂行」を理由に突然解任された。翌25日には法王ベネディクト16世の執事の一人が、法王宛ての私信や大量の機密文書を、バチカン内の自宅宿舎に隠し持っていた容疑で逮捕された。イタリアのメディアは「バチリークス」(バチカン機密漏えい)事件と呼んで大騒ぎだ。
「菊地直子容疑者と6年ほど同居していた」などと話す41歳の男が、神奈川県内の警察署に出頭したことが分かりました。
捜査関係者によりますと、自称・内装工の41歳の男が3日夜、「菊地直子の件で来ました」と神奈川県警・大和警察署に出頭してきました。男は警察に、「6年ほど前に横浜市内の勤務先で菊地容疑者と知り合い同居を始めた」「まもなく結婚を申し込んだが、『菊地直子だからできません』と断られた」と話したということです。
男は、その後も菊地容疑者と同居を続けたということで、「東京の町田市に4年、相模原に2年住んでいた」とも話したということです。警視庁は、犯人蔵匿の疑いなどで男から事情を聴いています。(04日02:40)
逮捕された菊地直子容疑者が住んでいた住宅周辺の住民から「似た人がいる」といった通報を事前に警察にしていたという証言が複数出ていることを受けて、警察庁は、神奈川県警察本部に対し、事実関係を確認するよう求めました。
地下鉄サリン事件で特別手配されているオウム真理教の菊地直子容疑者が、神奈川県相模原市で3日夜、身柄を確保され、警視庁に殺人などの疑いで逮捕されました。