福島県や県立医科大学などは13日、東京電力福島第1原発事故を受けて実施している全県民対象の健康管理調査で、先行調査地区1727人の約6割について、震災以降4カ月間の外部被ばく量の推計が1ミリシーベルト未満だったと発表した。放射線業務に従事していない一般住民の最高は14.5ミリシーベルトだった。
先行調査を実施した浪江町、飯舘村、川俣町山木屋地区の住民1727人のうち138人は放射線業務の経験者。住民の9割以上が5ミリシーベルト未満で、最高は放射線業務の経験者1人の37.4ミリシーベルトだった。3月12日から7月11日までの4カ月間の外部被ばく量の推計を、住民の行動記録や「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」(SPEEDI)などから作成した線量率マップを基に算出した。(2011/12/13-13:47)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201112/2011121300420