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2011/06/11

2号機取水口付近の海水の放射性ヨウ素の濃度が2日続けて上昇  東京電力「新たな汚染水の流出はなく、放射性物質の濃度は変動の範囲内」

2号機取水口付近 濃度また上昇(6月11日 23:55更新)
東京電力福島第一原子力発電所周辺の環境調査で、10日に2号機の取水口付近で採取した海水の放射性ヨウ素の濃度は、国の基準の140倍と、前の日に続いて上昇しました。
東京電力は「新たな汚染水の流出はなく、放射性物質の濃度は変動の範囲内と考えている」としています。

東京電力によりますと、福島第一原発の2号機の取水口付近で10日に採取した海水から、放射性のヨウ素131が1cc当たり5.6ベクレル検出されました。
これは国の基準の140倍に当たる濃度で、前の日の値の3倍余りと、2日続けて上昇しました。

ここは、ことし4月に作業用の縦穴から高濃度の汚染水が流れ込んでいるのが見つかり、基準の750万倍のヨウ素131が検出された場所です。

また、先月汚染水が流れ出た3号機の取水口付近の海水の放射性物質の濃度は、▽セシウム134が基準の42倍、▽セシウム137が基準の30倍と、いずれも前の日をやや上回りました。

一方、福島第一原発の沿岸と沖合11か所で行った海水の調査では、5号機と6号機の放水口付近など合わせて3か所で放射性セシウムを検出しましたが、いずれも基準以下でした。

東京電力は「新たな汚染水の流出はなく、放射性物質の濃度は変動の範囲内と考えている。引き続き注意深く監視したい」としています。

東日本大震災から3カ月 11日現在、死者1万5413人 行方不明者8069人

復興誓い、悲しみ新た=死者・不明2万3千人-大震災3カ月
 東日本大震災は11日で発生から3カ月となった。地震が起きた午後2時46分には、各地で犠牲者に黙とうがささげられた。遺族や被災地の住民らは悲しみを新たにしつつ、復興を誓った。

 警察庁によると、11日現在の死者は1万5413人、行方不明者は8069人。依然9万人近くが避難所生活を余儀なくされている。(2011/06/11-19:05)

http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011061100288




宮城県の汚泥から放射性物資を検出。千葉県は二度目。 長野では汚泥を乾燥させた炭化製品から検出

2回目もセシウム検出 千葉県水道局の浄水汚泥
2011年06月10日14時48分
 千葉県水道局は9日、ちば野菊の里浄水場(松戸市)など県内5浄水場で今月1日に採取した汚泥から最大で1キログラム当たり5210ベクレルの放射性セシウムが検出されたと発表した。5月中旬に続き2回目の検出。汚泥に関する国の基準は示されていないが、引き続きリサイクル業者などへの搬出を中止する方針。

 水道水からは4月16日以降、放射性物質は検出されておらず、同局は「安心して飲用できる」としている。




国の避難対象地域圏外の「ホットスポット」を調査

日本政府、福島県内4カ所を「ホットスポット」に指定
2011.06.11 Sat posted at: 09:11 JST
東京(CNN) 福島第一原子力発電所の事故による放射線量が高い「ホットスポット」のリストに新たに福島県内の4カ所が追加された。日本政府当局が10日、明らかにした。

4カ所のうち3カ所は福島県伊達市霊山町内にあり、日本政府のデータではこの3カ所の年間累積放射線量は推定で年間20.1~20.8ミリシーベルトだという(先進国に住む一般人の年間被ばく線量は約3ミリシーベルト)。霊山町は、福島第一原発から50キロ離れており、約180世帯が暮らしている。

残りの1カ所は福島県南相馬市原町内にある。南相馬市は福島第一原発から33キロ離れており、政府が定めた半径30キロ以内という避難対象地域の圏外にある。