民主党の川内博史衆院科学技術特別委員長は時事通信のインタビューに応じ、菅直人首相の東日本大震災、福島第1原発事故への対応を批判、退陣を求めた。要旨は次の通り。
ページ
▼
2011/05/21
小沢一郎元代表こそが危機のときのリーダーにふさわしい。こういうときこそ小沢さんに首相を任せ、私は全力で支えたい。=川内博史氏
首相の手法姑息=民主・川内博史衆院科技特別委員長
都内の震災後の汚泥総量、約21万トン(5月17日現在)のうち7割、約15万トンがセメントや建築資材としてすでに流通
やはり後手に回った放射能汚泥
【第598回】 2011年5月21日 週刊ダイヤモンド編集部
【第598回】 2011年5月21日 週刊ダイヤモンド編集部
建築資材で都内に15万トン流通か 週刊ダイヤモンド(4月16日号)が明らかにした下水汚泥の放射能汚染と、それが建築資材などとして流通する問題が今月、最悪のかたちで現実のものとなった。
海老蔵事件で同席の元暴走族リーダーを傷害容疑で逮捕
「海老蔵暴行事件」現場同席の元暴走族リーダー逮捕
警視庁新宿署は20日までに、傷害容疑で住所、職業ともに不詳の石元太一容疑者(29)ら2人を逮捕した。
逮捕容疑は4月8日午前2時ごろ、東京都新宿区歌舞伎町1丁目の路上で、男性会社員(28)に言い掛かりをつけ、頭を殴り、1週間のケガを負わせた疑い。
捜査関係者によると、石元容疑者は暴走族「関東連合」の元リーダー。昨年11月、歌舞伎俳優市川海老蔵(33)が殴られ、重傷を負った事件で、現場となった東京都港区内の飲食店に同席していたとみられる。
新宿署によると、逮捕容疑について石元容疑者は「話したくない」と供述している。
2011年5月21日 06:00
枝野官房長官=「情報が止まった理由を調べているが、(官邸でファクスを受け取った官僚が)重要な情報でないと判断したとしか考えられない」と述べ、職員の対応がまずかったとの認識を示した
官邸職員の対応まずかった…連絡不備で枝野氏
東京電力福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の拡散を予測した「SPEEDI(スピーディ)」の試算結果が、事故発生翌日の3月12日に首相官邸にファクスされながら菅首相らに届かなかった問題で、政府は他にも、官邸内の情報伝達で問題がなかったか調査を進める方針だ。
表向きは勉強会だが、名前を連ねるベテランの顔ぶれから、大連立や政界再編に向けた布石との臆測も
原発の地下建設推進、議連発足へ 与野党党首ら超党派
2011年5月21日0時59分
2011年5月21日0時59分
4人の首相経験者や与野党党首が顧問に名を連ねる「地下式原子力発電所政策推進議員連盟」が31日に発足する。表向きは勉強会だが、名前を連ねるベテランの顔ぶれから、大連立や政界再編に向けた布石との臆測も呼びそうだ。
議連の顧問には民主党の鳩山由紀夫氏、羽田孜氏、自民党の森喜朗氏、安倍晋三氏の首相経験者のほか、谷垣禎一総裁、国民新党の亀井静香代表らが名を連ねた。たちあがれ日本の平沼赳夫代表が会長に就いた。
地下式原発は地下に建設される原発。事故の際に容易に地下に封じ込められる利点があるという。三木内閣当時に検討が始まり、1991年に自民党内に勉強会が発足していた。
枝野幸男官房長官は20日夜「安倍氏の発言が偽メール事件にならなければいいが」と牽制
震災翌日の原子炉海水注入 首相の一言で1時間中断
2011.5.21 00:42
2011.5.21 00:42
東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発1号機に関し、3月12日に東電は原子炉への海水注入を開始したにもかかわらず菅直人首相が「聞いていない」と激怒したとの情報が入り、約1時間中断したことが20日、政界関係者らの話で分かった。
最近になって1号機は12日午前には全炉心溶融(メルトダウン)していたとみられているが、首相の一言が被害を拡大させたとの見方が出ている。
政府発表では3月12日午後6時、炉心冷却に向け真水に代え海水を注入するとの「首相指示」が出た。だが、政府筋によると原子力安全委員会の班目春樹委員長が首相に海水注入で再臨界が起きる可能性を指摘、いったん指示を見送った。
ところが、東電は現場の判断で同7時4分に海水注入を始めた。これを聞いた首相が激怒したとの情報が入った。東電側は首相の意向を受けてから判断すべきだとして、同7時25分に海水注入を停止した。その後海水注入でも再臨界の問題がないことが分かった。同8時20分に再臨界を防ぐホウ酸を混ぜたうえでの注水が再開されたという。
自民党の安倍晋三元首相は20日付のメールマガジンで「『海水注入の指示』は全くのでっち上げ」と指摘。「首相は間違った判断と嘘について国民に謝罪し直ちに辞任すべき」と断じた。これに対し、枝野幸男官房長官は20日夜「安倍氏の発言が偽メール事件にならなければいいが」と牽制(けんせい)。首相周辺も「激怒はしていない。安全を確認しただけだ」と強調した。